あそトレ

 

発達に不安がある子が遊びながら学べる22のトレーニング

概要
「子どもに勉強させなくちゃ! 」とイライラするより
いっしょに遊ぶ習慣(あそトレ)を始めませんか?
本書では発達に偏りのある子のための塾・Flosのトレーニングの中から
遊びの要素を重視し、家庭で取り組みやすいものを選びました。
親子で楽しく時間を過ごしながら、学びの第一歩を踏み出すことができます。

ASD(自閉スペクトラム症)、SLD(限局性学習症)、ADHD(注意欠陥・多動性障害)などの子どもたちのほか、診断はされていないけれど発達のグレーゾーンにあると思われる子どもたちの心に寄り添い、学習のサポートをするためのトレーニングで、楽しく遊びながら学ぶことで、「勉強嫌い」が自然と「勉強って楽しい」に変わっていくよう考えられています。また、ご家庭で親子いっしょに行うことで、子どもの力をより伸ばすことができる内容となっています。

お子さんが小学校に入る前に学習に慣れさせたいという方、小学校に入ったのにぜんぜん学習習慣が身につかないと悩んでいる方にお勧めです。

発達支援塾・Flos(フロス)は、今ほど発達障害が知られていなかった10年前から、発達の偏りに悩む親子を支援してきて、いま入塾希望者が殺到する塾です。そのメソッドを伝える本書は、発達障害の疑いのある子たちだけでなく、すべての親子が家庭で実践できる楽しい発達トレーニングとなっています。

家事をしているときに子どもから「いっしょに遊ぼう」と言われても、「忙しいからちょっと待って」「あとでね」。あんまりしつこいと「ムリって言ってるでしょ! 」なんて怒っているとしたら、とてももったいないことをしているかもしれません。子どもと遊ぶ時間は、かけがえのない時間だからです。

ときには家事の手を止めて、いっしょに遊んであげてほしいと思います。お皿を洗うことよりも、洗濯物をたたむことよりも、子どもの心に寄り添い、いっしょに遊ぶことが優先されるべきときもあるのではないでしょうか。

そのときの遊びがこの「あそトレ」のプログラムなら、子どもの成長をサポートする「栄養」としての効果が期待できます。本書で紹介する「あそトレ」が、たくさんの親子の笑顔をつくり、お子さまの成長に役立ちますように……。

著者のご紹介

 

特定非営利活動法人 子育て応援隊むぎぐみ 発達・療育支援部門Flos(フロス)

著:特定非営利活動法人 子育て応援隊むぎぐみ 発達・療育支援部門Flos(フロス)
「子どもたちが自分らしくいられる場所を作りたい、子どもたちのもつ『可能性』を伸ばしていきたい」を理念に、NPO法人子育て応援隊むぎぐみの発達・療育支援部門として2007年に設立。発達に偏りのある幼児から高校生までを対象とした塾として、学習面から行動面まで、子どもと保護者のニーズに合った幅広い支援を提供している。

監修:高濱 正伸
花まる学習会代表・特定非営利活動法人子育て応援隊むぎぐみ理事長。1959年熊本県人吉市生まれ。県立熊本高校卒業後、東京大学へ入学。東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。算数オリンピック委員会理事。1993年、「メシが食える大人に育てる」という理念のもと、「作文」「読書」「思考力」「野外体験」を主軸にすえた学習塾「花まる学習会」を設立。障がい児の学習指導や青年期の引きこもりなどの相談も一貫して受け続け、現在は独立した専門の特定非営利活動法人「子育て応援隊むぎぐみ」として運営している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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