『ミトコンドリアが「妊活」に果たす役割』

成熟した１個の卵子には、１０万個のミトコンドリアがあるといわれています。

健康的な卵子は、ミトコンドリアが増殖することで成熟します。
受精後の受精卵の細胞分裂においても、ミトコンドリアが重要な働きをすることがわかっています。

一方の精子には、尻尾の付け根部分に１０数個のミトコンドリアがあるだけです。このミトコンドリアを使って、精子は目的地（子宮）へと向かっていきます。ちなみに、受精後の精子のミトコンドリアはすべて死んでしまうため、ミトコンドリアのＤＮＡはすべて母親からの遺伝となります。

このように、男女ともにミトコンドリアが元気でなければ、妊娠して元気な赤ちゃんを産むことはとても難しいのです。

①ミトコンドリアを減らさないために
・抗生物質やアスピリンを安易に服用しない
・マグネシウム不足を起こさない
など

②ミトコンドリアを増やすために
・つねに満腹状態を避け、ご飯の前に空腹を感じるようにする
・冷寒刺激を与える
・有酸素運動をする
・ビタミンＢ２、マグネシウム、鉄不足を起こさない
・亜硝酸塩（加工肉や魚の加工品の発色剤、ドライフルーツなどに含まれる）を極力とらない
など

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