【数値化できるものを基準にしない。自分基準。】ＢＹ高濱

人生について「私はこう生きる」とか、
子育てにおいても、「私たちはこう育てる」
といった「哲学」 を構築するといい。

ランキングとか稼ぎとか、まさに数値化できるものを基準にすると、
自分自身がドンドン苦しくなるだけ。

「私はこう生きる」というのは「決意」です。
それを構築しないから、ずっと不安を抱えて生きることになるのです。

「勉強ができるから医者がいいんじゃない? せっかくだから受けなさいよ」

親や先生にそういわれると、「そっちかな」と、
自分のやりたいものとは別の方向にいってしまう人がいる。
そういう人は、外にある基準に照らしてすぐに揺れてしまう。

「就職先を間違ったかな? 」「私はこういうお母さんでいいのかな? 」

みたいな堂々巡りを繰り返します。それは自分に哲学がないから。
まわりの意見で「こっちだ」と選んでは、
「やっぱりこっちじゃなかった」「違ったかな」みたいなことを
永遠に繰り返してしまうのです。
そういう人が 「合う、合わない」をいいだします。

哲学といっても難しく考えることはなくて、
「私はこう生きたい」「私は子どもをこう育てていく」みたいな、

本当に自分が心から求めるものを鮮明にして、
それを実現するために実力をつけていけばいいのです。それで大丈夫なのですよ。

数値はわかりやすいですが、本質は数値化できないところにあることも多いのです。
自分の人生は、自分基準で決めたほうが輝きます。

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