令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。
これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。
これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。
書道家で現代アーティストの武田双雲さんが、熊本日日新聞の読書欄「武田双雲が読む」にて、10万人の行動を変容させてきた伝説のメンター・大久保寛司さんの書籍『あり方で生きる』をご紹介くださいました。
冒頭にある言葉 「この本は理解することが目的ではありません。この本をきっかけに自己との対話を深め、行動・実践すること。その行動を通じて自らが幸せになること。一人でも多くの周りの人を幸せにすること。そのような存在になっていただきたい。」に魂が震えた。
「私自身、ずっと人類の幸福について探求をし伝えてきた者として共鳴をしているのだと思う。幸福度と永続的な利益が結びつく社会は私の理想だったからだ」
「やり方」ではなく、「あり方」
「やり方」ではなく、「あり方」。
ここがポイントである。私たちはどうしても「やり方」に執着してしまう傾向にある。「あり方」についてはあまり注意していないことが多い。
いつも自然体で、圧倒的な世界観を表現する武田双雲さんのクリエイティブの秘訣も、「あり方」にあるのだと思います。
また、書道の視点からは、「いかに美しい心であるか。そのためにどんな所作をすれば良いかを探求してきた身としては、とても共感することが多い」と述べ、第一章「振り返ってみる」のうち、「表情は他人のためにある」の内容を取り上げています。
「書道は心が乱れやすいので、心を整える技術として、まず「所作」を整えるという基本がある。表情ももちろん大切である。良い表情をしていれば、自分の心も整うし、相手の心も整えるとしたら、やらない理由はない。まさに良いことづくしだ。」
「心を整える=所作を整える」は書道においても大事な要素なのだと思います。
▷ご参考に:弊社ブログでの、「表情は他人のためにある」のご紹介です。https://www.essential-p.com/info/1-2syou_sasie/
武田双雲さんプロフィール▷
https://www.souun.net/about-japanese
武田双雲さんは、日本を代表する書道家です。
熊本日日新聞さんは明治15年に端を発し、いまでも地域に根付いて愛されている新聞社です。
現在、大雨被害で大変な状況だと思いますが、1日も早い復興を願っております。
本書との出会いを大切にしていただき、またご紹介いただき、誠にありがとうございました。
大久保寛司(おおくぼかんじ)「人と経営研究所」所長
日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。
大久保寛司(著)『あり方で生きる』
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