大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!
第29回のテーマは「リーダーの揺るがない信念」です。
■オンラインラボ「あり方研究室」のご案内
共創型オンラインラボ「あり方研究室」がスタートします。
詳しくは、こちらからどうぞ↓
■「あり方研究室」公式LINEアカウント
今後の更新情報や耳よりの情報などをお知らせする公式アカウントです。
宜しければ、下記をクリックして、ぜひ、ご登録をお願い致します。
■VOL.29「リーダーの揺るがない信念」
GUESTは、富田訓司さん。後編です。
こちらからお聞きいただくことができます。↓
前編・中編はこちら↓
▽伝説のメンター・大久保寛司’s RADIO「あり方研究室」VOL.27「一人ひとりの命が輝く場所」
▽伝説のメンター・大久保寛司’s RADIO「あり方研究室」VOL.28「人がイキイキと働ける会社であるために」
大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。
2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。
所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。
そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。
これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。
これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。
〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司
「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。
共に学んでいきましょう!
今回のGUESTは、富田訓司さんです。
富田さんは、札幌で賃貸物件向け24時間サービスの事業を経営されています。社会の多様性の流れと共に、障がいをお持ちの方や難病の方も積極的に社員に採用しながら、社内の多様性にも取り組んでおられる富田さん。
「会社の本質」について、寛司さんとじっくり対話されています。
【富田訓司さんプロフィール】
■富田訓司さん
株式会社リペアサービス代表取締役
月曜日に会社に出社するのが楽しみな会社づくりを理念としている。
VOL.29のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。
VOL.29「リーダーの揺るがない信念」
大久保:以前お聞きした水道のお話をしていただけますか?
富田:寛司さんと出会って2年目くらいのことですね。
12月の29日に、マンションの入居者の方から、「天井から水がジャンジャン落ちてきてるよ」という入電があって、会社の職人が伺いました。
結論的には、上の階の子が水道凍結をしたのに、そのまま蛇口を開けて外へ遊びに行ってしまって、下の階の子がストーブをつけると、水道管が温まって水が出てしまい、上の階の流しを汚くされていたので、水が捌ききれなくて、床全体に水が落ちて下の階に流れてきたという案件だったんです。
たまたま、下の階に住んでいた子というのが、ろうあ者の方だったんですね。
職人が着いた時には、ろうあ者の方が、もう半分以上パニックになってたいたでしょうねえ、しゃべれないし、上から水は来るし。
でも、なんかしなきゃいけないというので、唇を震わせながら、体を震わせながら、床を拭いていたらしいんです。
でも、拭くそばから、水が落ちてきていて、本人はずぶ濡れなんですね。
職人は、その姿を見た時に、「もう何とかしなきゃ!」という気持ちだったんですが、上の階の子が帰ってきた時に、自分の部屋のことしか心配していなかったらしいんです。
後で、その職人から、私の方に電話が入ってきまして、「いや、社長……上の階の子の首根っこを捕まえて、下の階に対して、お前がやったことはこんなことなんだぞ。そこに住んでいる子はこういう子で……ということで、俺、怒鳴っちまったんだわ。社長、もし、クレーム来たらごめんね」って言ってきたんですね。
私はもうその瞬間に、寛司さんに教えていただいて、自分がやってきたことは間違いなかったなと思って、本当に嬉しくて……。
「会社潰してでもいいから、俺、お前のやったことを守るから」という話をしました。
職人も、「富田さんのところで、働いていなかったら、自分はこんなことは言わなかっただろう」というようなことも言ってくれました。
(中略)
大久保:富田さんに、やっぱり一貫して流れているのは、一人ひとりに「命を出せる場」を、きっちり作ってこられているっていうことですね。
リーダーの揺るがない信念と、まわりの人たちの理解と、もちろん本人の努力と、これが三位一体にならない限り、いろいろハンディや障がいを持った人とも共に、イキイキと働ける場って作れないんですよね。
✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。
大久保寛司(おおくぼかんじ)
「人と経営研究所」所長
日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。
大久保寛司『あり方で生きる』
購入はコチラ▷Amazon
■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。
「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。
✴︎
VOL.29のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。
36「信頼されるリーダー」
これまでの「あり方研究室」はこちらから、どうぞ!↓