大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!
第61回のテーマは「無意識で起きている体の変化を診る」です。
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■VOL.61「無意識で起きている体の変化を診る」
GUESTは、中根一さん。後編です。
こちらからお聞きいただくことができます。↓
これまでの「あり方研究室」の再生リストです。
こちらから、過去のGUESTの対談は全てご覧になれます。
https://youtube.com/playlist?list=PLvUYkPOFnpyS2iLp9MnVMW4DXWfN8TjZn
大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。
2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。
所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。
そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。
これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。
これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。
〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司
「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。
共に学んでいきましょう!
今回のGUESTは、鍼灸Meridian烏丸代表の中根一さんです。
中根一さんの考える「医の本質」とは何か。
「鍼灸を通して、人間・生命の本質を探究している」中根一さんと、大久保寛司さんの「治るとは何か?心と体の関係性とは?」のヒントに溢れた、お二人の対話を、是非、ご覧ください。
■中根一(なかね はじめ)さん
株式会社フィエロ 代表取締役
鍼灸Meridian烏丸 代表
明治国際医療大学 客員教授
経絡治療学会 理事
東洋医学の専門大学として最も歴史のある明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)を卒業後、日本鍼灸・経絡治療の大家である岡田明祐氏・岡田明三氏(鍼術丹波流宗家)に師事。 その後、鍼灸学校や学会にて後進の育成にあたりながら、京都の四条烏丸にて20年余り臨床を続けている。また、約10年に及んだ『ロート製薬株式会社 Smart Camp』プロジェクトや、京都のソーシャルビジネスを牽引する『ウエダ本社』の健康経営、女性の社会参画を心身からサポートする『ウテナ・ワークス』での健康サポート、ラグジュアリーホテルへの往診やSPAの監修などを行いながら、各々の体質にあったWell-Beingな暮らしの提案を行っている。
著書には、Google名誉会長の村上憲郎氏が推薦する『寝てもとれない疲れをとる本』(文響社)、『最強の体調管理』(KADOKAWA)などがある。
■鍼灸Meridian烏丸
http://www.ac-meridian-karasuma.com/
■「ハリトヒト」中根一さんインタビュー記事
https://haritohito.jp/urabemanga/manga_nakanehajime/
VOL.61のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。
■VOL.61「無意識で起きている体の変化を診る」
中根:結局、僕らは、鍼と灸を使って心と体を癒して、寿命が来るまで、ほどほど幸せに生きられるかってことをお手伝いする仕事なんです。
仕事を通して、人間関係を通して、あるいは医療を通してどう幸せを感じながら生きられるか?
幸せかどうかって、結局感じることしかできないので、寛司さんがやってらっしゃることって、“主体的に感じる” ということを大事にするという生き方を問うてくださっているし、「あなたにとっての幸せって一体何なんでしょうね?」ということを自覚する、自分で自問自答する時間をくれているような気がします。答えはないですし、正解は僕らの中にしかないので……。
大久保:時々、「聞いていて苦しくなりました」って言う方はよくいらっしゃいますね。
中根:3.11があった時に……。被災後1週間で、PTSDが発症するんですけど、そこで鍼灸師が活躍したんです。今、国連加入のNGOで「AMDA」という組織があって、被災地の医療を支援する団体なんですけど、ここに今、鍼灸師が入っているんです。
大久保:ちゃんと認められているんですね。それは知らなかったですね。
中根:今、アメリカでは陸海空、海兵隊、全部鍼灸を使ってます。
大久保:ええっ!それは西洋医学信仰の人にとっては、ものすごくショッキングな内容ですね。
中根:そうなんです、あの実利的なクールなアメリカ軍が、結局鍼灸を使うんです。鍼一本で、「あなたは頭痛ね」「あなたは腰痛ね」「あなたは不眠症ね」と。結局データを取ったら、鍼が一番汎用性が高くてコストパフォーマンスが高かったんです。
だから、今、WHOが推進している、いわゆる僕らが受けている西洋医学っというのは、ICDという疾病分類の分類表があって、今は第10版目を使っているんですけど、11版目を翻訳作業してるところで、世界中でこの11版目の第26章に「東洋医学」が入ったんです。
僕らが診断していく中で、脈を診る「脈診」という工程があるんです。
この時に、「脈を拝見します」と言っただけで、必ず皆さん、お腹の上に手を置いて、目を閉じるんです。何も言わなくても。これが不思議なんです。
それを見ていて思うのが、僕らも目を閉じて脈を診るんですけど、お互いに祈っているような時間があるんです。
こういったエビデンスにならない、いろんな工程や時間を経て培ってきた経験則が今、部分的ではありますが、科学的に証明されてきて「いいよね!」というふうになってきている時代です。
大久保:今のドクターは、風邪で病院に行った時などでも、脈は取るんですかね?
中根:取らないですね。取ってもわからないでしょうね、たぶん。
脈拍数ぐらいですね、血圧と脈拍=「数」ですから。
たぶん、昔のドクターというのは、脈を取っている時にいろいろな情報を取っていたんじゃないですかね。
僕らは無意識で起きている体の変化を診るというのも、仕事の一つなんです。でも、問わないと、心のモヤモヤは出てこないから、問うてモヤモヤは出してあげる・・・その両方をやるんです。
脈を診るというのは、非常に生理学的なアプローチもあるんですけど、「ご祈祷」みたいなシャーマニズム的な工程でもあるんですよね。
大久保:村上和雄先生の遺伝子の分析とか祈りとかエネルギーの分析とか、今まで、おかしいとか「変だ!」と言われてきたことが、じつは科学的にどんどん証明されてきているわけですよね。
それと同じように、鍼灸の世界も、たぶんもっともっと、いわゆる「科学の目」が入って、理論的にどんどん解明されていって、「だからやっぱり良くなるんだ!」というのが、もっと進んでいくといいなあと思います。
✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。
大久保寛司(おおくぼかんじ)
「人と経営研究所」所長
日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。
大久保寛司『あり方で生きる』
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■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。
「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。
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VOL.61のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。
14「人生の主人公になる」
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