大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!
第70回のテーマは「思いの交換」です。
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■VOL.70「思いの交換」
GUESTは、奥村雄介さん。後編です。
こちらからお聞きいただくことができます。↓
これまでの「あり方研究室」の再生リストです。
こちらから、過去のGUESTの対談は全てご覧になれます。
https://youtube.com/playlist?list=PLvUYkPOFnpyS2iLp9MnVMW4DXWfN8TjZn
大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。
2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。
所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。
そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。
これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。
これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。
〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司
「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。
共に学んでいきましょう!
今回のGUESTは、奥村雄介さんです。
奥村雄介さんの考える「企業の存在価値」とは何か。
世界への事業展開を進める奥村雄介さんと、大久保寛司さんの「チャレンジ精神」の洞察に溢れた、お二人の対話を、是非、ご覧ください。
■奥村雄介さん
興亜商事株式会社代表取締役。
大学卒業後、大手会計事務所に入社。2006年、会計事務所を退職、興亜商事株式会社に入社。2013、年代表取締役。障碍者就労支援事業、農業を開始、国内4社をまとめる。また2014年カンボジアに進出、2社目を最大手の工業団地とJVで設立。現在、カンボジア政府、JICAと共にごみ山問題解決にチャレンジ中。
■アスノワで地球を救うヒーローになろう
https://coki.jp/management/5866/
VOL.70のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。
■VOL.70「思いの交換」
大久保:国内に目を転じまして、国内のほうでは……畑もされているんですか?
奥村:2018年に、障がい者を支援するNPO法人も立ち上げることができました。カンボジアからいただいた言葉を使いまして、その名前が「オークン・チュラン」、日本語で「ありがとう」という意味です。
施設の名前は「クルーサ」、「家族」です。
■NPO法人「オークン・チュラン」
今、障がい者のみんなと一緒に、農薬を使わないことにこだわった野菜を作っています。まだ見通せてはいないんですけれども、今、(愛知県)日進市をメインに10ヘクタールぐらいですね。あのあたりは、たくさん畑が余っているんですね。そこをお借りするという形で一つお借りして、我々が作業していると地域の方にたくさん助けていただいて、野菜の作り方も教えていただき、草も刈っていただけるし、しまいには、いろいろな土地を「借りてくれ」と。そんなご支援をいろいろいただきながら、今、野菜を育てて障がい者という地域の福祉の課題にもチャレンジする事業をやらさせていただいています。
大久保:今、何人ぐらいの方が従事されているのですか?
奥村:現在17名、一緒になって作業していただいています。
大久保:彼らと一緒にされていて、何か感じられるところはありますか?
奥村:「思いは通じるな」って感じます。
心の障がいとか肉体的な障がいとか、もともと生まれ持った障がいの方もいらっしゃるので、多くの方が、コミュニケーションは取りづらいのですが、逆に、見た瞬間、心が通じ合うのか、通じ合わないのかがパッとわかる感じがします。自分の中だけの直感なのですが。
大久保:なんとなく奥村さんは、テレパシーで「思いの交換」をされているんじゃないかな、という感じが一瞬しました。こうなると、何語ということも関係ないですし、ハンディ持った人も関係ないですし、障がいを持った人も、実は何も関係ないということですね。
奥村:そうなんです。
大久保:そうなんですか、やっぱり!
奥村:どうしてもみんなに挨拶していると、時間がかかってしまいます。
大久保:そうすると、奥村さんが畑で今から作業を終えて「戻ります」と言って、出てくる時に一人ひとりに挨拶するんですか?
奥村:そうですね。一人ひとりが見つめますので、そういう時間がとても大事な時間なんです。
大久保:NPO法人にも、地域の人がどんどん入り込んで来ているじゃないですか。「手伝うよ」とか「貸すぞ」とか、野菜の作り方を教えてくれるとか。これは、ひとことで、昔からのある言葉で言うと、「人望」ということですね。
関係する人たち、まわりの人たちと、どれだけ良い関係性を作れるかというのがやっぱり基盤なんでしょうね。そうではないと前に進まないわけで、その基盤づくり、関係性づくりが、奥村さんはお上手に作られるんじゃないかなという印象を持ちますね。
「どうやって良い関係性を作るんですか?」と訊かれて、奥村さんは理路整然と語られることはたぶんないと勝手に思っておりまして、ここで理路整然と箇条書きを語る人って、実はほとんどニセモノなんですよね。
つまり、頭でやっている人なんですよ。頭でやっている人は箇条書きで語れるんです。身についてやっている人は、「なぜですかねえ?」という言葉が多いんです。
ある大手の企業研修をお手伝いしている時、リーダーとしてどうあるべきかを「箇条書きで5つ書いてください」と聞いたことがあるんです。
そうすると、結構偏差値の高い方たちなので、素晴らしい5項目が出てくるんですよ。そして、誰一人、何一つやっていないんです。頭で考えてリストアップしただけですから、カッコよく。
逆に、本当に素晴らしいリーダーシップを発揮できている人は、「自分が日頃、組織を運営していくにあたって注意していることを5つ書いてください」と言っても、「特になし」と書く人が多いんですよ。
実は、これが、(リーダーシップを発揮)できている人なんですよね。
✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。
大久保寛司(おおくぼかんじ)
「人と経営研究所」所長
日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。
大久保寛司『あり方で生きる』
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■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。
「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。
✴︎
VOL.70のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。
35「言葉の本質はエネルギー」
これまでの「あり方研究室」はこちらから、どうぞ!↓