大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!
第73回のテーマは「挑戦する姿は、人を変えていく」です。
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■VOL.73「挑戦する姿は、人を変えていく」
GUESTは、谷野雅紀さん。後編です。
こちらからお聞きいただくことができます。↓
これまでの「あり方研究室」の再生リストです。
こちらから、過去のGUESTの対談は全てご覧になれます。
https://youtube.com/playlist?list=PLvUYkPOFnpyS2iLp9MnVMW4DXWfN8TjZn
大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。
2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。
所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。
そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。
これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。
これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。
〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司
「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。
共に学んでいきましょう!
今回のGUESTは、谷野雅紀さんです。
谷野雅紀さんの考える「回復する力」とは何か。
これまでの常識を変える活動を続ける谷野雅紀さんと、大久保寛司さんの「人間の生命力」の洞察に溢れた、お二人の対話を、是非、ご覧ください。
【谷野 雅紀(たにの まさき)】さん
J-Workout株式会社 COO/CTO
医療従事者を目指すさなか、脊髄損傷を患った友人より、米国サンディエゴにある世界初の脊髄損傷回復施設「Project Walk」の存在を知り、衝撃を受ける。その後、友人がPWでトレーニングを開始するため、通訳および介助者として共に渡米する(2005年)。そこでトップトレーナーとして働いていた唯一の日本人、故・渡辺淳氏と出会い、友人の介助をしながら、渡辺氏のトレーニングアシスタントを務め、自身もPWで技術研鑽を積み、PW独自資格である「脊髄損傷回復スペシャリスト」を取得する。
2007年、渡辺氏とともに日本で初の脊髄損傷者専門トレーニングスタジオ「J-Workout株式会社」を設立する。
現在、東京(江東区木場)、大阪(北区神山町)、福岡(博多区豊)のスタジオに通うクライアント数は500名。申し込み希望者は後を絶たない。また、脊髄損傷に対する再生医療の研究が進むなか、医療機関や研究機関からの注目度も上がっている。経営者として、ヘッドトレーナーとして奔走する日々を送る。
■J-Workout
http://j-workout.com/about/staff/index.html
■Know No Limit “回復にも人生にも限界はない”[谷野 雅紀さん紹介記事]
https://hyper-engawa.com/vol-77-nakatsu/
■KNOW NO LIMIT 2021 〜「0」を「1」に変える〜
VOL.73のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。
■VOL.73「挑戦する姿は、人を変えていく」
大久保:谷野さんのところでは、年に一回、発表会をされているんですよね?
谷野:回復成果を世の中に発信する「KNOW NO LIMIT」という歩行披露イベントを、年一回やっています。
大久保:それは、クライアントさん一人ひとりがステージに上がって、「自分はここまで出来るようになりました!」ということを披露されるわけですか?
谷野:はい。毎年テーマがあるんですけど、今年は11月に「0→1」というテーマでやらせていただきます。
大久保:去年からコロナでみんな集まるというのは、なかなか難しいのかもしれませんけど、コロナ前だと、何人ぐらい見に来られていたんですか?
谷野:300名以上はいらしていただくようなイベントになっています。
大久保:そのイベントでは、「0から1」になった方が登壇される?
谷野:各スタジオから何名ずつということで、各担当のトレーナーがプレゼンをし合うわけですね。東京と大阪と福岡の三ヶ所で、それぞれのジムから推薦して、スライドだったりを使って思いを込めて、プレゼンします。その後、投票をして選ばれた方がステージで回復を披露するというようなイベントになっています。
大久保:会場の雰囲気というのは、どんな感じなんですか?
谷野:見に来る方も、それぞれの人生に置き換えながら見られているとは思うので、本当に、笑顔があったり、逆に涙があったり、自分自身に「なにくそ!」と思って悔しそうな顔とか……。
大久保:登壇された方に、自分の思いなどもお話ししていただくわけですか?
谷野:そうですね。歩かれる前に、一人ひとりの方のストーリー映像というのを流していくんですね。ケガをする前の映像、それからケガをして、J-Workoutでトレーニングを始めて、そして、「今日その成果を披露します」というような文脈の3分間の映像です。
大久保:スタッフの人たちも、家族の方たちも、その3分の映像を見て、ほとんど涙される方が多いんじゃないですか?
谷野:(本人が)歩く前から、登壇して映像見て、歩こうとしただけで……もう泣いてるんです。
大久保:お話を伺っていると……一般の方に、一人でも多くの方に、見ていただきたいなあと思いました。その人たちは別に体は普通であっても、「挑戦する」ということ、すごく学べるんじゃないかなと。
体は何ともなくて、ある程度ちゃんと生活はできるけれど、どうやって生きていいかわからないとか不貞腐れたりとかという人たちが、もしその場で、皆さんの努力する姿と、歩く姿を見たら、ものすごい説得力あるなっていうのを今ちょっと感じました。
一人でも多くの人が、このイベントの存在を知っていただけたら、例えば、自分の親類に脊髄損傷の人がいて、「ここではこうなってるよ!」って言って、輪が広がるじゃないですか。
■KNOW NO LIMIT 2021 〜「0」を「1」に変える〜
【日程 】
○11月27日(土)・・・・・・・・・・・・ >>>
FUKUOKA @福岡スタジオ 10:00 〜 11:30
OSAKA @中崎町ホール 17:00 〜 19:00
○11月28日(日)・・・・・・・・・・・・ >>>
TOKYO @国際交流会館 プラザ平成 14:00 〜 16:30
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【お申し込み方法】
参加申込フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/rwGh4VAEwhZLn9Gr8
「KNOW NO LIMIT 2021」ご協賛のお願い
大久保:いやあ、11月が待ち遠しいなあ。そういう意味では、クライアントさんの努力する姿を見て、逆にスタッフが励まされるとか、「元々こういう夢を持っていて、それを叶えるんだ」とか、そんな人も出て来られるんでしょうね。
谷野:つい最近も、パイロットになった元スタッフがいます。
大久保:パイロットになるって、じつは相当ハードル高いですよね?
谷野:そうですね。そのスタッフは、子どもの頃の夢だったみたいで、空港で働かれているクライアントさん出会って、その方の頑張る姿と、自分の夢を重ね合わせたんでしょうね、おそらく。元々彼は理学療法士でもあったんですが、トレーナーでもあり、でも「パイロットに自分はなりたい」ということで、アメリカに行って……5年経ったのかな、実際に今、ピーチの副操縦士になって、クライアントさんを初フライトに招待しました。
大久保:素晴らしいんだけど、谷野さんの立場からすると、「きみ、飛んでっちゃうの?」っていう感じはあるでしょうね。
谷野:ほんと、そうですね。嬉しさと悲しさが入り混じってますけど。
大久保:でもマクロで見たら、素晴らしいことですよね。
やっぱり一人ひとりが、自分が行きたいと思う方向に本当に進み出て。
パイロットの資格って、そう簡単に取れないから、いろいろな条件が必要なので、そこでちゃんとパイロットにまでなったっていうのは……。
谷野:その彼が「最近パイロット取ったので」と挨拶しに来てくれたんです。その時に、彼の “名言” と今はなっているんですけれど、「パイロットになるより、J-Workoutのトレーナーになるほうがきつかった」と(笑)。
大久保:パイロットの方が、その名言を言ってくれた時は、どんな気持ちでしたか?
谷野:「えっ⁉」っていう……
開いた口が塞がらないというのは、本当にこんなことかと感じるくらいでした。
大久保:でも、(トレーナーになるという)その大変さがあって、それを乗り越えたという、彼自身も成功体験があったからこそ、パイロットになれたのかなということを感じましたね。お話を伺っていて思ったのは、トレーナーになる方の資格要件の一つは、抽象的ですけど、すごい「人間力」が要るんじゃないかなと。知識と技術は当たり前なんですよ。
でも、それ以上に、相手の今の心情・心境を思いやる力とか、それから、もしご家族の方が一緒について来られているようであれば、ご家族の方の心境や心情も思いやる必要があるでしょうし。
たぶん、クライアントさんだけじゃないと思うんですよね。
クライアントさんを包むまわりの存在まで配慮して、その上での対応力とか判断力とかというのが要求されるんだろうなあと。それらが全部整ってこその最高のトレーナーじゃないかなという風に思ったんです。
✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。
大久保寛司(おおくぼかんじ)
「人と経営研究所」所長
日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。
大久保寛司『あり方で生きる』
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■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。
「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。
✴︎
VOL.73のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。
7「知恵と愛と推進力」
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