大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!
第24回のテーマは「優しさのリレー。輝きは伝播する〜誰もが幸せになる販売のあり方〜」です。
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■VOL.24「優しさのリレー。輝きは伝播する〜誰もが幸せになる販売のあり方〜」
GUESTは、伝説のカリスマ販売員・茂木久美子さん。後編です。
こちらからお聞きいただくことができます。↓
前編・中編はこちらから↓
▽伝説のメンター・大久保寛司’s RADIO「あり方研究室」VOL.22 「誰もが幸せになる販売のあり方」
大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。
2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。
所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。
そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。
これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。
これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。
〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司
「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。
共に学んでいきましょう!
今回のGUESTは、茂木久美子さんです。
【茂木久美子さんプロフィール】
伝説のカリスマ販売員/ 元山形新幹線「つばさ」 車内販売員
山形新幹線車内販売員時代の2005年、東京ー山形の1往復における1人あたりの平均売上は7~8万円のなか、1往復半で50万円の売り上げを達成。その群を抜く売上が評価され、2006年10月には、最年少でJR東日本管内の車内販売員約1300人の中で3人しかいないチーフインストラクターに抜擢される。 「車内販売のカリスマ」として、テレビや新聞など様々なメディアで取り上げられ、車内販売員、そして後進の指導をする傍ら、講演活動を行ってきた。2012年5月からは、車内販売員を引退、NREを退社し、講演・セミナーを中心に活動を展開する。一人一人のカラフルな人生をデザインするパーソナルデザイナー。
■茂木久美子さん
VOL.24のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。
VOL.24
「優しさのリレー。輝きは伝播する
〜誰もが幸せになる販売のあり方〜」
大久保:他にも、新幹線の自由席というのは通路にも(人が)立ってしまうので、カートって入って行けないことがあるじゃないですか?
特に一番最後の車両が自由席で立ち席になった場合とかは、もう行けないですよね。
そういったところでも、何か工夫して売られていたんですか?
茂木:はい。そういう場合は、行けない確率が大きいですね。
そういう時は、大きな声で「車内販売員、今、後ろにいますので!」というお声がけをします。たとえば、お薬を飲むのでお水が欲しいという健康状態だったりする方々の巡回という意味合いもありますし、お土産もやっぱりお買い求めいただけますので、「もし、ご注文があれば」ということを口頭で一回大きな声でお伝えすると、皆さん、「あ、車内販売来たんだ!」と気づいてくれるじゃないですか。ご注文がある方には、紙に一筆ちょっと書いて、そのメモ紙を「すみません、あのお客様に」っていう感じでお渡します。
大久保:お客さんに回してもらうんですか、メモ書きを。
バトンリレーじゃないですけど、昔、運動会で、前の人から後ろの人という感じで、渡していってもらうの?
そこには、注文を書いてもらうんですか?
茂木:はい。ご注文を書いていただいて、私は商品とお金とで交換をします。
大久保:ということは、そのお客さんまで商品もリレーして運んでもらうわけ?
茂木:そうです。
そうすると、向こうからお金が来るから、お金とお釣りもお客さんにバトンリレーみたいにして渡してもらうんです。お客様、皆さん、本当に優しいなあと思っていました。
大久保:普通の販売員さんだったら、すぐそばのお客様以外は、「車両がいっぱいだ」って諦めちゃうんでしょう?
茂木:そうですね。やっぱりクレームが怖いとか、面倒くさいというのもありますし、売らない人が多かったんじゃないかなって思います。
大久保:そこで、久美子さんは「来ましたー!」と。
茂木:はい。皆さん、リレーしてくださって「人形焼き!」とか「東京ばな奈、ふたつ!」みたいなご注文が出てくるんですよね。
大久保:そういう時の、車両の、空間の雰囲気というのはどういう感じになるんですか?
茂木:知らない人同士が、「なんか後ろから回ってきたんです」みたいな
雰囲気で、「こんな新幹線ある?」みたいな感じになっていて(笑)。
私は、後ろから最後に大きな声で、「本当に皆さん、ご協力いただいてありがとうございました!」って言っていました。
中には、私はもう別の号車にいるのに、前の号車から手を振ってくださるお客様もいたんですよ。
大久保:18歳、19歳で、もうスターだね!(笑)
久美子さんが、やっぱり一貫しているのは、相手への思いやりということですね。
もちろん、今の話というのは、ある意味、成功事例ばっかりで、それの何倍も実は失敗もされているわけですね、当然ながら。
何か新しいことをやる時に、すべて最初からうまくいくということはないわけで、でも、彼女は常に前向きで、縁あってこの車両に乗っていただいた方に少しでもいい空間を作りたい、いい想いを届けたい。
それが、結局、とてつもない結果、売上という形の結果を出すことができたのかなと思います。
決して結果を求めたんじゃなくて、あくまでも「結果である」ということです。これがすごく大事じゃないかな。
ただし、ただ思いやりを持っていたらできるかっていうと、そうではなくて、ほんのわずかなことに、いろいろな工夫がなされているわけです。
やはり、想いだけでは何かを実現することはできないので、やっていく時には、いわゆるアイデアというか、工夫・知恵が必要になるんですね。
茂木久美子さんというのは、本当にアイデアの塊、情熱の塊だなと。
今日は声だけですけど、本当の彼女の良さは人前でリアルで話した時に出るんですね。話す姿が、ミュージカルのように手足が動き出して、完全にもう踊っているように話されるんです。
この間も、ある販売会社の、社長以下の役員幹部研修にちょっとゲストで来て話してもらったんですけれど、聴いている人たちが舞台を観てるようだと仰っていました。
聴いている人たちの手足が伸びて、ダークスーツのおじさんたちが引き込まれてしまっていました。
そこには、彼女のエネルギーがすごく前向きで、ベースに本当に幸せになってほしいという、人へのすごい深い想いがあるんです。
✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。
大久保寛司(おおくぼかんじ)
「人と経営研究所」所長
日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。
大久保寛司『あり方で生きる』
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■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。
「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、
よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。
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VOL.24のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。
17「人は発信体であり、受信体でもある」
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