【リアルビジネスファンタジー】
「エッセンシャルマネージャー〜賢者カンジーに尋ねよ〜」
園田ばく著/大久保寛司監修
経営の本質って、何だろう?いい会社の本質って、何だろう?これからの未来に悩む企業の経営者が、偶然、出逢った仙人のような賢者「カンジー」に連れられ、訪れた先の「天国に一番 ちかい会社」で驚きの体験をした後、自分のあり方を見つめ直し、企業を立て直していくリアルビジネスファンタジー。
【著者】園田ばく
作家。「あり方研究室」主席研究員。企業の取締役として、「一般社団法人100年続く美しい会社プロジェクト」理事の顔も持つ。
【監修】大久保寛司
「人と経営研究所」所長。「あり方研究室」室長。多くの経営者から師と仰がれ、延べ10万人以上の行動を変容させてきた伝説のマスター。著書に「あり方で生きる」など多数。
【実験的コミュニティ小説】
「エッセンシャルマネージャー」は、オンラインコミュニティから生まれる「コミュニティ小説」の実験プロジェクトです。コミュニティ内で生まれるエピソードや対話が、小説内に、オンタイムで組み込まれていきます。
〜どんな展開になっていくのか、まだ誰にもわからない。
それはコミュニティ内の化学反応と、リアルとファンタジーが融合した先に見えてくる。令和の時代の「みんなで作る小説」=「エッセンシャルマネージャー」〜
collaborated with オンラインラボ「あり方研究室」
オンラインラボでは、こちらの小説がいち早く会員限定で、無料でお読みいただけます。
詳しくはこちらからどうぞ↓
これまでの「エッセンシャルマネージャー」はこちらから↓
【VOL.16/VOL.17/VOL.18 あらすじ紹介】
VOL.16「その人には、そうする理由がある」
「その人には、そうする理由が、(それなりに)ある」
その言葉に、石崎社長は、何かを思い出したかのように、感極まってポロポロと流れる涙をハンカチで押さえた。「なぜ、わたしまで溢れそうな涙を必死にこらえているんだろう」突然、青島社長との大学時代の出来事が頭に浮かぶ近藤。
〜役に立ちたかった。
そう答えた矢部さんは、カンジーから一番離れた所に座っていた。そこからひとつカンジー側に座っているのが、しっかりとしたスーツに整えられた髪型、やんわりとした物腰の中にも、意思が感じさせられる、いかにも出来そうな雰囲気をまとっている金出(カナイデ)と呼ばれた男性だった。
「営業の金出ともうします。本日はよろしくお願いいたします。先ほどの矢部さんの答えにもありましたが、私もおそらくその場にいたら、同じことをしたと思います。掃除をしているときには、普段もそうですが、特に上とか下とかないんですよね。一緒にきれいにしているという意識なので、手伝っちゃいますね」〜以下、本文に続く。
VOL.17「青島の理由」
満天の星空と、白んだ空と雲海の先にある一筋の光。
二つの世界が溶け合うような不思議な光景。「来たぞ!」
大学時代、青島と同じ山岳サークルだった近藤は、早朝、雲海から現れた美しい光景の記憶を思い出す。
〜青島とわたしは、大学時代に同じ山岳サークルに属していた。青島がサークルの幹事長で、わたしが副幹事だった。毎週末のようにサークル仲間で山に登っていた。山のテントの中でいつも熱く語るのが青島だった。青島の話は、山の話ではなく、いつもこれからの時代や世界の話だった。
「これからの世界はつながりを求めていくんだ。近藤、テクノロジーだぜ。人が人らしく働くために、どんどんシステムを入れて、楽できるようにして、余った時間を、好きなことをすることに使えばいいんだ。人は仕事の奴隷じゃないんだからな」
小瓶に入った安いウイスキーをストレートで煽る度に、ますます青島は饒舌になる。〜以下、本文に続く。
VOL.18「お母さんのジャンケン」
イイナ食品での質疑応答の時間。カンジーは、その場の皆に問いかけながら、あるエピソードを語り出した。
〜カンジーはイイナ食品の社員と我々をじっと見渡してから、口を開いた。「最近。ある本を作っています。そこにこんな話が出てきます。もちろん、この話はわたしがある方から、直接聞いた実話です。小学校2年生とお母さんの対話です。お母さんは子どもに、家の手伝いをさせたかったのです。
「〇〇ちゃん、このゴミ袋運ばない?」
「いやだよ」
「いや、じゃんけんするの。じゃんけんして負けた方が運ぶの。いい?」
「面白いね、やろう。」
じゃんけんぽん。息子さんは負けました。
「それじゃ、運んで」
「いやだ」〜以下、本文に続く。
VOL.16「その人には、そうする理由がある」———————————————–こちらから、3話まとめて、有料になります。↓
つづきはnoteで有料公開中!▷こちら
※あり方研究室オンラインラボ会員の方はオンラインラボ内で読めます。