ベストな方法の見つけ方

こんにちは!エッセンシャル出版社の小林です。

【プロフィール】

大学卒業後、年中~小学校6年生までの子を対象とした塾、花まる学習会に入社。将来メシが食える大人になること、魅力的な人になるということを教育理念の事業で、授業や野外体験の引率などを行う。授業など子どもたちに関わる傍ら、広報部、講演会事業、ブロック責任者などあらゆる業務にも携わる。現在はエッセンシャル出版社で、本づくり、広報など、出版に関わる全てに携わる。

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先日、こんな相談を受けました。

複業で数秘術のセッションをしている友人から、「今来てくれているお客さんから、更に参加者を増やす方法を考えたいんだけど、何かいいアイディアはない?」と。かつて一緒に仕事をしたこともある友人なので、その人の得意分野などはわかっていました。

そこで私が提案したのは、まだセッションを受けたことがない人たちへ、セッションの流れや数秘の使い方、過去の事例などを話す会を開催する。そこに既にセッションを受けた人たちへのフォローアップのセッションを掛け合わせるというものでした。

まず、友人に現状を聞くと、「今は自分の所属しているコミュニティ(知っている人)からの申込が多い」と言っていたので、まだ、セッションを受けたことがない人は、「どんな人柄の人が、どんなことを話してくれて、それが自分にとってどんな良いことがあるのだろう?」という不安があり、いきなりセッションには申し込めないのでは?という仮説を立てました。

そして、その人たちを対象に、彼女が、常日頃から言っている「数字に振り回されたり、自分はこういうタイプとはめ込むのではなく、こういう使い方をしてほしい」という内容を、事例つきで、「数秘の使い倒し方」というテーマで、セッションを受ける前に、無料で話を聞けるようにしたらどうだろうか?と。

また、そこに過去にセッションを受けてくれた方の無料フォローアップもくっつけて、「セッション後の悩みや疑問を解決する(ついでに、セッションの感想も言ってもらう)」ということをやったらどうか?

そうすると、体験談にもより信憑性が増しますし、一石二鳥なのでは?と考えたのです。

このアイデアは、彼女が元々カウンセリングも得意で、人前で講演をするのも得意、そして、参加者を巻き込んだセミナーを実施するのも得意ということを知っていたので、提案しました。

ところが、友人は、「すごいいい提案だと思うけど、二の足を踏んでしまう…」と言うのです。

その友人が二の足を踏む理由として語ってくれたのは、「オンラインが苦手なのかも」ということでした。

対面でのセッションに強みがある彼女にとって、オンラインでも十分に話し方やひきつけ方は上手だと思うのですが、本人の中では対面ほどの価値を感じられていないということなのだと思いました。

そこで、一旦、アイデアを寝かせました。

次に、私は、オンラインで10人くらいでやるのならば、対面は8人くらいであれば、場所をうまく設定すればできるのではないかと考えて、「オフラインでもやり方を検討していったらどうか?」という提案をしました。

「オンライン時代の今だからこそ、オフラインの魅力についても、きちんと抑えておきたい」という内容を発信しているVoicyも一緒に送ってみました。

そこで、友人から返ってきた答えは、「オンラインが苦手」ということもあるけれど、「自分で企画して運営するというのが苦手なのかも」ということに気づいた、というものでした。

私は、「なるほど!」と膝を打ちました。以前から、友人が話していたことを思い出しました。友人は、「遊びも、誰かが企画したものに乗っかって、一緒に遊びに行くのが好きなタイプ!」、「誰かが主催するセミナーに呼ばれて話すことは嬉々としてやっている」だったことを

そこで、「企画が好きな人に頼んで、企画・運営をしてもらって、自分はコンテンツと当日、話すということをやればいいんだ」という結論に至りました。

このやり方は、私にあっているのか?

この件を通して考えたのは、「その「やり方」は私にあっているのか?」を吟味するという視点です。

世の中には、様々な分野で、たくさんの効率的な「やり方」が存在していますが、「はたして、その「やり方」は、自分にとってベストなのか?」と問うてみると、必ずしも、そうではないということも多いと思います。

例えば・・・

◆毎日、30分走ることが健康にいい

◆朝食はきっちりと食べた方がダイエットにいい

◆会議を始める前にゴールを決めておいた方がいい

◆1日の終わりには必ず、リフレクションをした方がいい

本来、これらの中で、絶対に「いい」というものは見つけられないはずなのです。

考えるべきは、「自分が本当に求めているものは何なのか?」「その求めているものと照らし合わせて、選んだ方法がベストなのか?」という点です。

例えば、自分の何が気になっていて、健康になりたいと思っているのか、ということを明確にすることで、初めて、「毎日、健康のために、30分走る」という選択がベストなのかどうかが、わかるはずなのです。
例えば、膝が悪い人にとっては、走るということが現実的ではなく、プールで歩くとか、泳ぐ方がいいという場合もある、ということです。

また、「自分の譲れないもの」を考えるのもいいと思います。ダイエットで考えてみると、「食べる量は減らせない…」というタイプなのか、「運動の継続が難しい…」というタイプなのか、それぞれの譲れないものによって、選択する方法は変わってくると思うのです。

まずは、自分が何を大事にしているのか、何がしたいのか、何が得意なのか、何が苦手なのか、ということを考えることが、ちまたにある多様な「やり方」の中から、自分に合った方法を選ぶポイントです。

そして、うまくいかない場合には、そのやり方にこだわらず、自分がやりやすいようにカスタマイズしていくことが重要なのではないかと思います。

(まとめ)

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自分に合うやり方の見つけ方

①うまくいかないことがあったら、「何に」抵抗があるのか、「何が」ハードルとなっているのかを考えてみる。

※その方法としては、自分のプライベートの時に自然とやっていること、自然と避けることなどを思い出してみるとわかりやすいと思います。

②自分が苦手なことは、別の方法に変えてみる。

③ ①と②を繰り返して、より良く、より自分に合う(成果を出せる)よう
にしていく。

また、①の前段階として、自分の中の躊躇する思いが、「挑戦が怖いから」なのか、「自分の中でしっくりきていないから」なのか、その見極めも必要だと思います。

「挑戦が怖い」という場合は、コチラ↓の記事を参考にして、考えてみていただければと思います。

 

 

㈱エッセンシャル出版は、「本質」を共に探求し、共に「創造」していく出版社です。本を真剣につくり続けて20年以上になります。読み捨てられるような本ではなく、なんとなく持ち続けて、何かあった時にふと思い出して、再度、手に取りたくなるような本を作っていきたいと思っています。

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