本を読まなくても、ここだけは知ってほしいポイント!「ここ推しポイント」をご紹介します。
本日のここ推し書籍は、トップクリエイター・サトー克也さんの著書『和法』です。
本を買うのはハードルが高いという人もいると思いますが、出版社としては、一冊の本の中で、少なくともここだけはどうしても世の中に広めたい、知ってほしいというポイントがあるのです。
その「ここ推しポイント」を、自社の利益を削ってでもお伝えしようと思います(>_<)!!
↓↓音声でお聴きになりたい方はこちらから↓↓
2020年の12月末から西洋占星術の世界では、「風の時代」に入ると言われ、世の中の価値観が変わってくると言われています。
これから変わっていくであろう新しい価値観を、何十年も前から先駆けて実践してきたのが、感動するCMづくりの天才!クリエイティブディレクターのサトー克也さんです。
広告業界という華やかでありながら、数字を貪欲に追いかけていくことが求められる世界において、サトー克也さんは、社員が自社を、自社製品を好きになる、そして消費者であるお客様の心にも届くCMを数多く作ってこられました。
戦いで勝つことが求められる時代において、「戦いに勝ちつつ周りとも調和する」という仕事術を極めてきたサトー克也さんの書籍『和法』は、和して無敵のコミュニケーション法というサブタイトルがついているように、敵を作らない、生き方、仕事の仕方について書かれています。
ここ推しポイント!
1、無敵になる方法
→風の時代は戦って勝つのではなく、調和して皆で豊かになっていくことが求められる時代と言われています。皆が調和すれば、結果、「敵がいなくなる=無敵」になる方法。
2、全ては中立~自分という映写機を通して世の中を見ている〜
→全ては本来フラットな事象。目の前にある事象に対して、自分という映写機を通したときにどう見えるのか?無敵への第一歩は物事に対して、いい・悪いの視点を持たずに全てを観ること。
3、自分と繋がり、自分と調和する
→自分と繋がり、自分の心と調和することで、自分にとって大切なものを取捨選択し、心地良い世界で生きていくことが可能になる。
4、損得・ラッキーではなく、ワクワクする方へ
→損得・ラッキーではなく、自分の心がワクワクする方へ進むことが、自分と繋がり調和を生み出すための第一歩。
この4点です。
1、無敵とは、「一番強い、勝者」ということではなく、敵を作らないということ
無敵というと、今までの時代は、人と戦って、勝って、勝って…誰にも負けず、一番強くなるということを表していました。
しかし、サトーさんの考える「無敵」とは、敵を作らないで周りと調和していく方法のことを言います。風の時代・調和を大事にする時代にもぴったりです。その一つの方法としてあげているのが、魔法の言葉「そうなんですね」のススメ。
2、全ては中立~自分という映写機を通して世の中を見ているだけ〜
全ての事象は中立で、自分という映写機を通すことで、人それぞれ見え方が違ってくる。
全ての事象は、本来、良いとか悪いはない。ただ、自分がジャッジしているだけ。
もし、全て中立であるならば、全てを肯定することが大事。
「全肯定する」ことにより、肯定的な未来が起こる。この考え方は、全てと調和していくための心構えでもありますし、無敵になっていくための秘訣でもあるのです。
また、本来、いい悪いのないはずの事象に対して、「私が」攻撃をされていると感じるとか、嫌だなと感じることをしてくる人が現れたときに、いわゆる「鏡の法則」という、「あなたがそうだから、その事象が起こるんだよ」という考え方もあります。そうすると、自己内省だけではなく、ついつい自己否定にも繋がりやすくやってしまいます。
それよりも、自分という「映写機」を通して、攻撃とか嫌とかいうシーンをこの世界に映していると、考えてみる。こちらの方が、すんなりと受け入れやすく、「では、もっとポジティブやハッピーなシーンに映してみよう」としやすいのではないでしょうか。是非、この表現と考え方も試していただければと思います。
3、周りと調和するために、まず自分の心と調和する
実は、自分のこころの中に葛藤・矛盾といった対立が起こっていると、周りとも調和するのが難しいのです。なぜなら、自分の中が対立しているということは、何らかの形で自分自身をジャッジしているということなので、相手の行動に対しても、「いい、悪い」というジャッジの視点が出てきてしまうからです。では、自分の心をどう調和させていけばいいか。一つ身近で簡単な方法は、「自分をほめる」ということ。もちろん、そうした方が良いとはわかっていても、なかなか、自分をほめられないこともあると思います。
そんなときの対処方法も、「和法」には書かれています。
なかなか自分をほめられない人は、周りをほめること。周りがほめられないなら、今の時代や、どこか場所をほめることからでもよいのです。「いい時代になったね」「いい商品ができたね」等。そうするだけで、実は、自分をほめることにもつながるのです。
4、損得・ラッキーではなく、ワクワクするかどうかで選ぶ
サトー克也さんは、常に、ワクワクする方を選び続けて仕事をされています。「ワクワク」という感情は、人生の道先案内人であるというのがサトーさんの考えです。
損得の得とか、ラッキーな方ではなく、ワクワクが湧き上がる方に進んでいくことで、願いが同時にかなっていく、物事がものすごくスピーディに進んでいくということが多々あるそうです。おそらく、風の時代には、そのスピードはもっと加速していくことでしょう。
「和法」は、風の時代の生き方・コミュニケーション法を、わかりやすく伝えてくれる書籍です。
是非、これからの新しい時代に向けて、「自分と、周りと、社会と調和する」=「和法」という方法があることを、是非、一人でも多くの方に知っていただきたいです。
✳︎サトー克也さんの最近のCMから、いくつかご紹介いたします。
■早稲田アカデミー「15のキミへ」
15歳のありのままの想いが込められた、PV200万回を超えた15歳への応援ムービーCM。観る人が、それぞれ自分の15歳の頃を思い出してしまうような、心が動く作品です。
サトーさんの代表作の1つに、カンヌなどで多数の賞を獲得した、日立マクセル「ずっと、ずっと。」シリーズがあります。
生徒数3人、卒業式で休校を迎える100年以上続いた鹿児島の小学校の最後の一週間を追ったドキュメンタリーCMです。
■日立マクセル「ずっと、ずっと。新留小学校編」
このCMに出演している生徒のあるがままの自然な様子は、観る人の心になぜか響いてきます。
サトーさんは、いきなり撮影を始めたりせず、まずは、しばらく学校内にただカメラだけを置いて、生徒がカメラがある状態になれるようになってから、特別な演出などもせず、ただ、生徒の方々のあるがままの姿を映像に残していったそうです。
サトーさんの優しい眼差しが作品全体に溢れていて、従来の方法論や映像のテクニックなどではなく、「あり方」で制作しているからこそ、このCMも長く人の心に残る作品になっているのではないかと思います。
■大塚食品「クリスタルガイザー」
シャスタ山の一年を映し出した美しいCM。
自然のありのままの姿そのものこそが、人の心に深く共鳴するメッセージなのだということを感じます。
『和法』サトー克也
購入はコチラ▷Amazon
数々の名CMを生み出し続けるトップクリエイターが語る、「感動を生み出す表現の創り方」とは?そのヒントは日本の知恵にあった。
仕事と人生に役立つ「令和をクリエイティブに生きる」ための10の法則=「和法」。
【サトー克也】
クリエイティブ ディレクター。心に響くインパクトのある広告表現で、数々のCM話題作を世に送り込む、CM界のトップクリエーター。主な演出作品に、日立マクセル「ずっと、ずっと。」、コスモ石油「ココロも満タンに宣言」、東京メトロ「すすメトロ!」、大塚食品「クリスタルガイザー」、読売新聞「編集手帳」、大阪ガス「さすガっス!」「ガ、 スマート!」他多数。カンヌ国際広告祭銀賞、ギャラクシー賞、ACC賞他受賞多数。
↓「和法」については、こちらもご参考にしてください!↓