NIHON-GO!!私たちは日本語人だ。「日本語人のためのニホンゴ講座」
英語を話す人が英語人であるように。
中国語を語る人が中国語人であるように。
ロシア語を解る人がロシア語人であるように。
僕たちは、ニホンゴをOSとする日本語人なのだ!
この世界を多彩で繊細なグラデーションとして映し出すコトバ、ニホンゴ。
自然と人間、ひとともの、内と外、曖昧な境界線を緩やかに受け入れるコトバ、ニホンゴ。
ありとあらゆる地球の営みと柔軟に響きあうコトバ、ニホンゴ。
presented by 【エッセンシャル出版社・価値創造部】
エッセンシャル出版社の公式部活「価値創造部」。
自分を、人生を、世界を、学び遊びながら探求し、「次代の物差し」という価値を創造していくプロジェクト集団です。
講師:ISOO(イッソー)
世界中を旅しながら、「コトバの神秘」を探求している、編集プロデューサー。上智大学外国語学部出身。エッセンシャル出版社価値創造部員。
文字/もじ/モジ/MOJI【ニホンゴの文字】=世界を4通りに表現する手段。
漢字・カタカナ・ひらかな・ローマ字
ニホンゴには、4種類の文字がある。
ひとつの言葉に4つのカタチ。
幸運なことに、日本語人は、この世界を様々な形で豊かに表現できる手段を既に持っている!
「私のケータイの調子はOK!」
例えば、こんな言葉を日本語人は、当たり前のように使うことができる。
同じ文章の中で、文脈やイメージに合わせて、漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字を普通に混じらせ融合しながら、扱うことができる。
「・・・ひとつの言葉に対して、4つの文字を覚えていただきます。
その言葉をどう使うかは、その時の状況や内容によって変わってきます」
もし、何か知らない外国語を学ぶときに、最初にそう言われたら、愕然としないだろうか?
それをほとんどの人がいとも簡単に扱っているなんて知ったら、何と高度な言語能力を持った人たちだと思わないだろうか?
何と繊細で豊かで、言葉に敏感なセンスだと感じないだろうか?
絵を描くのに、モノクロの鉛筆1本の人たちと、4色のクレヨンを持っている日本語人。
しかも、その色は、日本語人しか見えない独自の世界。
外国語は苦手かもしれないが、意味や状況を読み解き、繊細に表現する言語感覚は、世界最強であることは間違いない。
「あなたの名前を4種類で書いてあげますね〜」
そもそも、自分の名前でさえ4種類に書き分けられるなんて、それだけで、海外では「芸」になる。
右脳も左脳も駆使する、この高度な情報処理能力が、日本語人の「ものづくり」の力の根本にあるのかもしれない。
VOL.1「セイイキ/せいいき/SEIIKI」
聖域・生域・静域・声域・星域・清域
セイイキ・・・
それは「地球」そのものであり、「日本」のことであり、「あなた自身」のことである。
美しい風景、懐かしい自然、聖なる場所、一面の星空、鎮守の森、青い海。
セイイキ・・・
そこはインスピレーションを感じ尽くせる大切な空間。
人間の心の声から、宇宙の星のささやきまで、日本語人は、あらゆる美しい「音」を受信して、様々な音色を持つ「声」として発信する高感度のアンテナとスピーカーを持っている。
セイイキは、決して聖なる特別な地という意味だけではない。
子供の寝顔、公園の談笑、家庭の団欒、動物園の象の昼寝、セイイキを感じる場所は、日常の至るところにある。