広告業界に入り、コミュニケーションのプロとして生きること、30数年。
ヒットする広告とは?
勝てるプレゼンとは?
本当に伝わるコミュニケーションとは?を探し求めてきました。
広告道を極め、コミュニケーション道を極めるためには、ターゲットとなる『人間』、舞台となる『この世』、商品やサービスが関わることとなる『人生』について造詣を深めなければならないと思いました。
人間というものの本質を知らねばならない。
世の中のというものの本質を知らねばならない。
生きるということの本質を知らねばならない。
そのために、哲学、心理学、社会学、古武道、賢者の言葉、この国の神話にいたるまで、さまざまな角度から、人、世の中、生きるということをもう一度、見直してみて、見つけたのが『人生観が変わる10の本質』。
今までのように、ただ目立つ、ただインパクトだけの広告、コミュニケーションでは太刀打ちできないと思いました。
「やり方を変えねばならない。」いや、むしろ「在り方を変えねばならない。」と気づきます。
–『和法』はじめに より
その『人生観が変わる10の本質』とは、
1 人は体験し、感動するために生まれてくる。
→よって、人は感動にお金を払う。
2 文明は『無知を既知にする』ために拡がっている。
→よって、人は知らないことを知りたい。
3 この世は、遠心力と求心力。
男女の出会いから物理学まで、この世では、異質なものがぶつかり合い、時に混ざり合い、新しいモノを生み出している。
この世は『ムスヒ』により生成、変化している。
4 人生は、選択の連続。
ワクワクは、人生の道先案内人。
ワクワクは、エネルギー。
こっちだよ!と魂からのメッセージ。
5 そう思えば、そうなる。
→想像すると創造される。
6 この世の全ては、中立。それ自体に意味はない。
7 意味づけしているのはジブン。
この世は、己の定義に過ぎない。
8 幸せは、なるものではなく、
見つけるもの。気づくもの。
9 善悪は、人間が創り出した観念。
自然界に善悪はない。
→時代の空気は、二元論からの脱却へ。
10 全ての現実は、己の観念の反映、
すなわち『現象我』である。
経験値から、広告は単なる説明では届かない、単なる紹介では伝わらない。
ココロに響くことで本当に伝わると確信していました。
要するに、人と人のココロをむすび、人と企業のココロをむすぶことが広告の仕事であり、コミュニケーションにおいて大切なのだとは気づいていました。
そして、『人生観が変わる10の本質』を知ることで、ココロに響き、ココロをむすぶための秘訣を知ることができました。
(中略)
そんなココロをむすび、ココロを動かす
コミュニケーションメソッドが『和法十則』。
それは、全てと相和して、敵をつくらぬ無敵のコミュニケーション法です。
【サトー克也】
クリエイティブ ディレクター。
心に響くインパクトのある広告表現で、数々のCM話題作を世に送り込む、CM界のトップクリエーター。
主な演出作品に、日立マクセル「ずっと、ずっと。」、コスモ石油「ココロも満タンに宣言」、東京メトロ「すすメトロ!」、大塚食品「クリスタルガイザー」、読売新聞「編集手帳」、大阪ガス「さすガっス!」「ガ、 スマート!」他多数。カンヌ国際広告祭銀賞、ギャラクシー賞、ACC賞他受賞多数。
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