【エッセンシャル出版社の考える「出版のミライ」②】
こんにちは!エッセンシャル出版社の小林です。
私が、”本づくり”をしていく上で、日々、どのようなことを考え、どのような目的で本をつくっているか、記事風に残していきたいと思います。
【プロフィール】
大学卒業後、年中~小学校6年生までの子を対象とした塾、花まる学習会に入社。将来メシが食える大人になること、魅力的な人になるということを教育理念の事業で、授業や野外体験の引率などを行う。授業など子どもたちに関わる傍ら、広報部、講演会事業、ブロック責任者などあらゆる業務にも携わる。現在はエッセンシャル出版社で、本づくり、広報など、出版業に関わる全てに携わる。
エッセンシャル出版社: https://www.essential-p.com/
4月から大きく働き方が変わり、仕事のやり方も変更を余儀なくされることが多くありました。
出版社としては、大手書店さんが緊急事態宣言に伴い営業自粛をしたり、育児系の書籍も出している弊社はイオンモールや大型ショッピングセンターに入っている書店さんが営業されなかったことは、大きな痛手でした。
「巣ごもり用に書籍も売れた」との報道もありましたが、そこに選ばれる書籍ばかりではないのも事実です。
でも、新しい時代に入る準備ということで、この機会を0スタートととらえ、新しいことに多数挑戦することにしました。
その一つがこのnote参戦です。
その他に4月以降に挑戦し始めたことは、
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①YouTubeにアップする動画制作(著者インタビュー/対談/広告など)
②アメブロ
③音声アプリのHimalaya(出版業界まわりのテーマトーク)
④BASEサイトの立ち上げ
⑤LINE公式の運用
↑プラットフォーム系
⑥書籍発売後のゼミ的な位置づけになる”あり方研究室”の発足
⑦フェイスブック、インスタ広告の運用
⑧電子書籍コンテンツの自社運営 …etc
↑新たな試み系
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それぞれのプラットフォームの特性を調べ、試行錯誤し運用する。そして、合わないものは保留。タイミングが来たら、運用を再開するということをしていました。
日々、新しいものを知る努力をし、調べ、運用してみるということを繰り返してきました。この8つは、今のところ挑戦を続けているもので、採用されなかったもの、定着させにくく、今は保留になっているものは、この倍以上あります。
今日のテーマは”自分にあったやり方を見つける”です。
これらのことに挑戦していく中でも気づいたのですが、「自分(自分たち)にあったやり方を見つけること」の重要性をあらためて感じました。
当たり前ですが、自分にしっくりくるやり方を見つけるまでは、本当に苦しいのです。
たとえば、noteの事例で紹介すると、書籍の紹介をするという記事を書くことについては、今までもやってきたことなので、やり方を見つけることはスムーズでした。
でも、今回のような記事を書くには、結構、時間がかかりました。
伝えたいことはある、書きたいことはある。
日々、Himalayaの収録などでも話していることなのですが、いろいろと考えてはいるし、やりたいこと、挑戦したいことも溢れているし、それを自分なりに書き出すことはしている。
でも、それを、いざnoteの記事にするとなると、壁があったのです。
それは、自分の見栄からくる壁だったのかもしれないし、「はたして、こういう内容の記事は読まれるのだろうか?」という壁でもあったと思います。
書きたいのに書けないという状態が続きました。
ある日、問題意識はまだ構造化できていないから、まず構造化してみようと思い、「人は俯瞰すべきだ」という自分の問題意識を構造化してみました。
それがブレイクスルーポイントとなり、前回の記事が書けました。
▽【出版のミライ①】スピード社会だからこそ、急がば回れ
構造化したことで、次に書くべき記事(今回の記事”自分に合うやり方を見つける”)のテーマとコンテンツも決まったのですが、また、書けない日々が続きました。
その時に、主に私がやったことです。
1、YouTubeを見まくる
2、『書くのがしんどい』という書籍を読む
このほかにも、Voicyで発信している人の情報を聞きまくったり、WEBメディアも見まくりました。
自分の考えを発信しているプロの方たちの視点を学びまくってみたのです。
YouTubeでは、フォロワー数が伸びそうで伸びない方(数か月経っても2000~4000人くらいにしかならない方)とスムーズに伸びていく方、現時点でユーチューバーとして成功している方の考えを見て聞いていくうちに、自分なりに伸びる人、伸びない人の違いがわかるようになってきました。
時代的な変化もありますし、分野の特性のようなものもあるとは思いますが、自分の中での現時点での視点が持てたのです。
一方で、自分の考えを発信している人の本を読み(『書くのがしんどい』以外にも読みましたよ!)、ある臨界点を越えたとき、急にやるべきことが見えてきて、自分なりの方針をもって、書けるようになりました。
これが”自分に合うやり方”を見つけたということかなと思っていますし、自分に合うやり方の”私なりの”見つけ方を再認識した瞬間でもありました。
ポイントとしては、
1、自分の立ち位置を知る2、情報を収集する&ゴールを明確にしていく
youtubeを見ながら、本を読みながら、情報を収集しながら、「自分ならどう考えるんだろう?」「自分はそれがやりたいのか?」「自分にしっくりくるのか?」「自分はどこを目指したいのか?」「取り入れられるものは何か?」などを考えていく。
3、俯瞰していると、この道、このやり方を進めたときにどうなっていくのかが見える
情報がある程度集まってくると、俯瞰することができるので、「この道、このやり方を進めた先にヒカリがあるのか、それとも進める方向が間違っているのか」などがわかってくるため、やり方を選びやすくなる。
イメージ図にしてみると、こんな感じです。
つまり、俯瞰することで、自分が辿り着きたい場所への「ヒカリへの道筋」が見えやすくなるということなのだと思うのです。
でも、それとは別に、「自分が進みたい道がある!絶対これだ!」という強い信念を持っていると、一見、方向性は違っても、一点突破で常識とされる世界を越えた世界(ヒカリの世界)へ行けることもあるのだとも思います。
まとめると、
俯瞰して、「最短ルート」を見つけることが、王道としておすすめ。
ただ、どうしてもやりたいことがある場合には、突き進みたい道を一点突破的に他の追随を許さない勢いで進むのも一つのルート、なのだと思います。