こんにちは!エッセンシャル出版社の小林です。
本日は、「コロナ禍で成功している飲食店に学ぶ」をテーマに、エッセンシャル出版社のミライ会議を行いました。
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ある高級レストランの売上がコロナ禍において伸びたという話を、NewsPicksのWEEKLY OCHIAIという番組でお話されていたので、その内容から学ばせていただき、出版業界についても、何が可能なのかについて、考えてみました。
そのお店は、自粛期間にテイクアウトや出前といったサービスを始めただけでなく、レストランのレシピをTwitterで無料公開したそうです。通常、レシピは企業秘密として、公開されることはほとんどないと思います
■なぜ、高級レストランが、大切なレシピを公開したのか?
それは、レストランを営んでいる自分たちにできることとして、「お客様が、おうち時間を少しでも豊かなものになるように…」という考えに基づいてのことだそうです。
レストランのオーナーは、自分は、「なぜ、飲食店を、このお店を始めたのか?」という原点に立ち返って考えた上での判断だという風に仰っていました。
■コロナ禍で行った試み
このレストランがコロナ禍で行った試みは、他にもいくつかあります。
☑Twitterでレシピを公開
☑テイクアウトの開始
☑安価なお弁当と高価なお弁当の2種類の準備(テイクアウトの内容)
高級レストランでありながら安価なお弁当もつくったことにより、安価なお弁当でこのレストランのプレ体験ができる層を増やしたそうです。さらに、お得意様に向けては、いつも提供しているような高単価なお弁当を用意することで、満足度を保つことをされていました。
安価なお弁当があることによって、”お試し”をした人にとっては、そのレストランが”知っているお店”になり、更に、何かの時には使ってみようと思う、味も信頼できる高価格のレストランという認識になったのではないでしょうか。
つまり、「体験価値の選択肢を増やした」ということが、コロナ禍で売り上げを伸ばした一つの大きなポイントなのだと思います。
■出版社における体験価値”増”に繋がることとは?
こういった取り組みを出版に活かすという視点で、整理し直してみました。
1、「なぜ、出版をしようと思ったのか。なぜ、この本を出版しているのか。」という原点に戻って再考し、行動すること。
2、「本を読む」という以外の、体験価値の選択肢を増やすこと。
エッセンシャル出版社としては、「素晴らしいと思った人の考えを広める」という目的のもと、これまで、本を出版してきています。
その「広める」という目的のためには、「本」という手段だけにとらわれず、いろいろな媒体を活用して、様々な場で、素晴らしいと思った人の考えを知ってもらえたらいいのではないかと思います。
そう考え、「本」をもとにした内容を、聴いてもご理解していただけるように「音声コンテンツ」として、また見てもわかっていただけるように、「動画コンテンツ」としても、発信するということをしています。
更に、たとえば、「あり方で生きる」という本を読んでいただいた先にある「体験」に価値を置いた、「あり方研究室」という音声・動画・オンラインラボを通しての実践共有の場を作っています。
これからも、多様な異業種に学びながら、出版社としてできる「新たな体験価値」を生み出していきたいと思います。