「観る目を養う」伝説のメンター・大久保寛司’s RADIO「あり方研究室」VOL.62

大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!

第62回のテーマは「観る目を養う」です。

■オンラインラボ「あり方研究室」のご案内

共創型オンラインラボ「あり方研究室」がスタートしています。

詳しくは、こちらからどうぞ↓

https://arikata-lab.jimdosite.com/


■「あり方研究室」公式LINEアカウント

今後の更新情報や耳よりの情報などをお知らせする公式アカウントです。

宜しければ、下記をクリックして、ぜひ、ご登録をお願い致します。


■VOL.62「 観る目を養う」

GUESTは、大貫智也さん。前編です。

こちらからお聞きいただくことができます。↓

これまでの「あり方研究室」の再生リストです。

こちらから、過去のGUESTの対談は全てご覧になれます。

https://youtube.com/playlist?list=PLvUYkPOFnpyS2iLp9MnVMW4DXWfN8TjZn

大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。

2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。

所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。

そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。

これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。

これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。

〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司

「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。

共に学んでいきましょう!

今回のGUESTは、個人コンサル、セミナー講師の大貫智也さんです。

大貫智也さんの考える「やる気の本質」とは何か。

「人がやる気になるコミュケーション」を探究されている大貫智也さんと、大久保寛司さんのビジネスのヒントに溢れた、お二人の対話を、是非、ご覧ください。

■大貫智也(おおぬきともや)さん

個人コンサル・セミナー講師

テーマ『やる気はあるけど、うまくいかない人の【きっかけ】になる』

どんな考え方や生き方をすれば、毎日充実して楽しく生きられるのか、自分を認めて生きていていけるのか。

1992年2月28日生まれ。神奈川県横浜生まれ。

2014年4月 株式会社ファミリーマート入社、2014年10月 直営店の店長に就任、2015年4月 新入社員の育成担当に就任、2015年11月 長崎県佐世保市の営業所に ​SV(スーパーバイザー)の見習い・開店トレーナーとして就任 2016年6月、SVに昇格、2016年11月  労働組合の研修で「大久保寛司さん」に出会う、2017年  前期・後期・年間で営業成績九州1位を獲得、全国でも1000人以上の中で、ベスト10位以内に入賞、2018年12月 退職。

退職後は、

・人間関係(職場や家庭)で悩み、苦しんでいる

・組織・チームで成果が上がらない

・「自分にはきっとできない」と自分の可能性にフタをしている

・周りばかりを気にして、挑戦することや本気になることを怖れている

などの悩みを持っている方向けに、「コミュニケーション・人間関係・リーダーシップ・仕事効率化・仕組み化」について、セミナーやワークショップを開催。

「人をやる気にしちゃう」生き方をする人を増やし、『毎日が楽しくて、幸せだなー』が口癖の人で溢れる社会にしたい!という想いで活動している。

■大貫智也のサラリーマン時代の話

https://note.com/nukki_0228

VOL.62のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。

■VOL.62 「観る目を養う」

画像2

大貫:僕自身、元々ファミリーマートという大手コンビニチェーンに、大学を卒業して就職しました。

お店で普通に働いて店長になって、そのあとに、いわゆる「営業」にあたる、この業界でいうと「スーパーバイザー」という職種に3年目に昇格をさせていただきました。

大久保:とりあえずベースの教育を受けて、店でずーっと実地研修をして、しばらくは店勤務になりますよね。その時の心境はどんな感じでしたか?

大貫:こんなことをいったら失礼なんですけど、すごく憧れて入った会社でもなかったので、与えられたことを全力でやる、それだけだったんですよね。その全力が、たぶんほかの人よりも強かったんだと思います。

たとえば、自分のトレーニングストアの勤務が13時から21時までかかるときには、当時の営業所の上の方々に、「この地区でいいお店を教えてください」と訊いて、そのお店を午前中に回ってから、自分の店に勤務するような感じでした。

お店で学ぶことは、一個上の先輩が僕らに教えてくれているので、基礎的なことが多いんですよね。どちらかというと「感性を磨く」とかではなくて、「これはこうやってやるよ」っていうことだったんですよ。

大久保:教わっていたのは、「手順」というですよね。

大貫:はい。僕の中では、「お客さんにとって喜ばれる」「売上が上がる」のは、どういうお店なんだろう?ということは、自分の店だけを見ていてもわからないなという風に正直思ったんです。その頃、素晴らしい営業の方にお会いして言われたのが、「お店は作品だよ」ということでした。

しかも、タダで見に行けて、いっぱいあって、24時間やってるって、「こんな最高なことはないよ」と。

大久保:なるほどなあ。なかなか名言ですね。

確かにお店って、オーナーさんや店長の作品ですよね。素材が同じでも、ルールや手続きが同じでも、作品は変わってくるということですね!

大貫:
コンビニは、いわゆる「フランチャイズ・システム」なので、言い方は悪いんですけど、全部同じなんですよ。提供している商品は全部同じだし、基本的にはどこも一緒なんですけれども、でも、お店に行くと明らかに違いがわかるんですよ。

その違いが、結局、「どういうお客さんが来ているか」であったり、「どういうお客さんを喜ばせたいか」というお店側の意図であったり、ということが見えてきたんですね。

大久保:「あ、確かに違うな!」とわかるようになったのはどのくらい経ってからですか?

大貫:期間としては半年かかっていないかなと思います。

その理由は、「頂点」を見ちゃったんです。「これが完成形だな」というお店を、早い段階で。そうすると、逆にそうじゃないお店がよくわかるようになってきたんです。

僕はたまたまやる気だけはあったので、会社から「やる気があるヤツ認定」はされていたんですね。それで、200人同期がいたんですけれど、そのうちの自分を含めて10人だけ、夏の期間に、めちゃくちゃ優秀なお店に応援に行かせていただいたんです。

そのお店がどれぐらいすごいかというと、お客さんがポテトチップスを1袋手に取ってレジに並びます、「やっぱり、これ、いらないや」と思って棚に戻そうと思った時には、もうすでに棚には商品が補充されていて、パンパンに入っていて、戻すスペースがないんです。これぐらい、すごいお店だったんです。

大久保:コンビニの陳列は、定期的に時間を決めて、見ながら補充していくわけですけど、ポテトチップスを一個取って、レジに並んで「別のにしようか」と棚に戻ったら、もう補充されているということは、たぶん、他の商品も同じ状態で常に維持されているということです。それだけ、人が動いている、店のスタッフが動いてるってことになるわけです。

大貫:入社して1年目に、頂点を見てしまったので、「こういうお店はどう作るのだろう、どうやってやるんだろう?」という衝撃が強かったですね。
打ちひしがれました。

大久保:そのお店のオーナーさんはどういう特徴をお持ちでしたか?

大貫:オーナーさんは素晴らしい方で、まず何よりも “熱い” んですね。

怒っているのか、励ましているのかわからないぐらい。

「怒っているのかな?」と思って見たら、普通にいいことを言っているんです。

もう一つは、難しいことをしていなかったですね。

本当に当たり前のこと、「挨拶」であったり、「ありがとうございます」を言うであったり、お辞儀の角度とかです。

僕らに言われたことも、「とにかく大きい声で挨拶してくれ」と「何があっても、お客さんの安全を第一優先にしてくれ」と。「ただ売上を上げているだけじゃないんだな」ということは強く感じました。

大久保:近くのコンビニが雰囲気が悪かったり応対が悪いと、ちょっと遠いところまで歩いて買いに行くという人が、じつは結構いるんですよ。

あるご縁があって、コンビニ業界はずい分、勉強させてもらったので、「お釣りの出し方が気に食わない」とか「挨拶が良くない」とかなどの理由で、わざわざ遠いところまで行って買う人が結構いるというお話を聞いて、びっくりしました。

大貫さんの動きで素晴らしいのは、なんとはなしに入った会社だけれども、与えられた仕事は真剣にやるということ。
「いい店を教えてくれ」という、着眼点がいいですよね。

「観る目を養う」ということは、悪い人、悪いこと、悪いものをずーっと見続けていては、養えないですよね。

「いいものをどれだけ見るか」

「いい人にどれだけ出会うか」

「いい場所にどれだけ行くか」

ということでこそ、感性は磨かれます。

骨董品の値付けをする方たちがいますよね。

「どうやったら目利きになれるんですか?」という問いに対する、彼らの答えはただ一つ、「良いものをたくさん見る」ということです。

これは全部「本質」だと思うんですよね。

だから、いい店を作るんだったら、いい店といわれているところをいくつも見ていく。そうすると、だんだんわかってくる。

大貫さんが言われたように、本当にいい店を見た途端、そうじゃない店が愕然としてパッとわかるようになるんですね。

偽物を見ているだけでは本物はわからないけど、骨董品でも芸術作品でも、本物をずっと見続けていると、偽物を見た瞬間に、「全然違う!」ということがすぐわかるようになっていくんです。

(つづく)

✳︎大貫智也さんとの対話は、中編に続きます。

✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。

■「あり方研究室」VOL.62音声配信

大久保寛司(おおくぼかんじ)

「人と経営研究所」所長

画像1

日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。

特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。

著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。

大久保寛司『あり方で生きる

購入はコチラ▷Amazon

■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。

「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。

■「あり方で生きる」音声ナビゲーション

✴︎

VOL.62のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。

6「雰囲気は仕事力」

6 雰囲気は仕事力

これまでの「あり方研究室」はこちらから、どうぞ!↓

㈱エッセンシャル出版は、「本質」を共に探求し、共に「創造」していく出版社です。本を真剣につくり続けて20年以上になります。読み捨てられるような本ではなく、なんとなく持ち続けて、何かあった時にふと思い出して、再度、手に取りたくなるような本を作っていきたいと思っています。

(株)エッセンシャル出版社
〒103-0001
東京都中央区日本橋小伝馬町7番10号 ウインド小伝馬町Ⅱビル6階
TEL:03-3527-3735 FAX:03-3527-3736
公式 : https://www.essential-p.com

関連記事