様々な疑問や悩みに、真逆から考えてみる「人生にスイッチを!Q&A&S」。
このシリーズは、『子育てスイッチ』の著者である、天才歯科医の川邉研次先生が、一長一短のある方法ではなく、体全体を考えたときの視点を教えてくれる企画です。不定期で更新です。真逆で考えてみる視点を持つことで、皆さんの子育てが、人生が、より楽しくなりますように。
【人生にスイッチを!】
Question.うちの子は歯ブラシが嫌いです。まだ歯も生えていないですし、歯磨きは必要ないですよね?
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Answer.必要です。歯磨きとは本来「口磨き」の意です。歯がないうちでもおっぱいやミルクを飲んだら、口の中をキレイにする必要がありますし、口の中の発達させるという意味で歯ブラシで口の中を刺激してあげる必要もあります。歯が生えてきたときも歯の表面を磨くのは綿棒でも十分です。
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Switch.「歯」磨きという言葉に騙されがちですが、人に必要なのは「口磨き」です。
虫歯のない歯をゲットするため、口の中を発達させる(顔面の発達や将来の歯並びに繋がる)ため、刺激時唾液を出し食べ物の消化を助けるため、そのために口磨きをする必要があるのです。
【スイッチ解説】
唾液は血液から作られています。唾液の量は、健康な大人で1日2.5 ~ 3 リットル以上にもなります。たとえば、口腔乾燥症という病は、その唾液の機能と量の問題から起こります。きちんと唾液が出ていれば、発がん性をもつ糖質を口腔内で消化できることにも繋がります。
歯ブラシは唾液を分泌させて、口の中を正常に保つ道具です。唾液が食べ物
の消化に繋がるため、口は健康の入り口と言われるのです。だから逆に寝たきり老人になる人は、口(歯・唾液)の不健康からはじまり、目が見にくくなったり、耳が遠くなるという順番に症状が出てくるのです。
子どもの生涯健康のために、口磨きをしましょう!
口の中を磨くということは、ただ歯を磨くためだけではありません。口の中の粘膜を優しく刺激することで、顔の筋肉を動かし、唾液を出やすくし、口の中の筋と表情筋を育てることにもなります。それは口のボリュームをつくる(口の中を広げる)ことにも繋がります。
歯を咬み合わせないままで口を開き続け、身体全体で笑い続けると、表情筋・咀嚼筋の全部が動き出します。表情筋とは、頬筋、咬筋、側頭筋、後頭部にまで至る筋群のことです。
この表情筋を鍛えることは、矯正をスムーズに進めるための大きなエネルギーになります。ですから、未来歯科では、矯正が必要な歯並びになってしまった子どもには、口のボリュームを広げるために、大きな口を開けて笑うこともひとつのトレーニングとして取り入れています。そのくらい、口のボリュームアップというのは、大切なことなのです。
心も身体も、全ては相関関係にあって、常につながり、補い合って、バランスを維持しています。全てはつながっているのですから、どれか一つが正しく高まっていけば、他も高まっていくのです。
それが、かわべ式芋づる式解決法の基本的な視点です。
―未来歯科 川邉研次(Kawabe Kenji)
1953年、愛知県半田市生まれ。歯科医師として、噛み合わせ治療や顎関節治療において、歯を削ることや抜くことに疑問を感じる。自身の交通事故による顎関節症で整体に通うなかで姿勢に着目。その後、数々の試行錯誤の末、世界初の予防歯科システム「姿勢咬合によるメソッド」を開発。削る治療から削らない治療へ、そして薬の臭いの無い歯科医院を目指し活動する。現在は、口腔内にとどまらず、全身疾患の根本的原因を捉えるトレーニング、解決を図るためのセミナーを積極的に行っている。また、20年以上の長きに渡りホワイトニングの研究・セミナーを続けており、これまでに受講した歯科医師数は、のべ1,700名以上、1,500件以上の全国の歯科医院でその技術が導入されている。著書に、「知っておきたい「最新歯科医療」」、「「身長伸ばし」5分間ダイエット」、「かわべ式 願いをかなえるハッピーノート」、「手相を描けば幸せになれる!」など多数。累計約100万部。
2020年、これまで培ってきたメソッドをまとめた
『かわべ式 子育てスイッチ 〜生まれた瞬間からグングン発達する88の秘訣〜』を上梓。
◆子育てスイッチの紹介◆
本書はオールカラー!そして読みやすいペタ―っと開くコデックス装。月齢ごとに必要なメソッドを見開きでわかりやすく紹介。
抱っこの仕方やおっぱいの与え方、泣かせ方、歯が生える前の歯磨きの方法、お口ぽかんにならないための姿勢から親が元気でいるための秘訣まで。
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