【リアルビジネスファンタジー】
「エッセンシャルマネージャー〜賢者カンジーに尋ねよ〜」
園田ばく著/大久保寛司監修
経営の本質って、何だろう?いい会社の本質って、何だろう?これからの未来に悩む企業の経営者が、偶然、出逢った仙人のような賢者「カンジー」に連れられ、訪れた先の「天国に一番 ちかい会社」で驚きの体験をした後、自分のあり方を見つめ直し、企業を立て直していくリアルビジネスファンタジー。
【著者】
園田ばく
作家。「あり方研究室」主席研究員。企業の取締役として、「一般社団法人100年続く美しい会社プロジェクト」理事の顔も持つ。【監修】
大久保寛司
「人と経営研究所」所長。「あり方研究室」室長。多くの経営者から師と仰がれ、延べ10万人以上の行動を変容させてきた伝説のマスター。著書に「あり方で生きる」など多数。
【実験的コミュニティ小説】
「エッセンシャルマネージャー」は、オンラインコミュニティから生まれる「コミュニティ小説」の実験プロジェクトです。コミュニティ内で生まれるエピソードや対話が、小説内に、オンタイムで組み込まれていきます。
〜どんな展開になっていくのか、まだ誰にもわからない。
それはコミュニティ内の化学反応と、リアルとファンタジーが融合した先に見えてくる。令和の時代の「みんなで作る小説」=「エッセンシャルマネージャー」〜
collaborated with オンラインラボ「あり方研究室」
オンラインラボでは、こちらの小説がいち早く会員限定で、無料でお読みいただけます。
詳しくはこちらからどうぞ↓
これまでの「エッセンシャルマネージャー」はこちらから↓
▽小説【リアルビジネスファンタジー】エッセンシャルマネージャー
【VOL.10/VOL.11/VOL.12 あらすじ紹介】
VOL.10「会社の中の美術館」
「そうよ。絵はね、記憶なの。書いている人の記憶が絵にでるのよ。それは写真も同じ。あなたが見ている目の前の田中律子も、ただの記憶。今のわたしは見てないかもよ」
「わたしは記憶でしか人をみていない?ということかい?」
人は物事を記憶でしか見えない。
自分のことを振り返りながら、その言葉にモヤモヤする近藤。
〜「こちらは地元の画家の方の、、、」
気がつくと美術館のようなところで植物の絵を見ていた。「これ、会社見学だったよな」と思いながらも、その植物の葉脈、根っこの先のひげ根一本一本まで顕微鏡で覗いたように描かれている写実的な絵に魅了された。
これを筆で書いているのか!人間業じゃない。
「会長は掃除をすることで気づける人になって欲しいと、よくおっしゃいます」
案内係の矢部さんの言葉が思い出された。気がつくということは、こうやってアリアリと観察することなのか。掃除道で有名な車メンテのハローハットの経営者の本に同じようなことが書いてあった気がする。〜
以下、本文につづく。
✳︎
VOL.11「ママガーデン」
「工場では、午前中、お昼、三時と、三回機械を止めて、みんなでお菓子休憩を取ります。みんなで予算を決めてお金を持ち寄って、いろいろ買って食べてます。それが楽しいんですよ」
(まてまてまて。機械を止めるだと?)
機械に人が合わせるのではなく、人にあわせて機械を動かす。
自分は一体何のために、頑張ってきたのか?頭をガーンと殴られるような事実に近藤は混乱する。
〜ママガーデンと呼ばれるところに来た。
ヨーロッパのどこかの国に迷い込んだのか?という雰囲気だ。
建物も、整えられた庭も、日本にいるとは思えない。あえて言うなら、軽井沢だろうか。スーベニアはオープンスペースも使って楽しげに様々なものが並べられている。
「ここ、会社だよな?」
なんども感じたその疑問がまた立ち現れた。〜
以下、本文につづく。
✳︎
VOL.12「ランチとリス」
心地よいガーデンでランチを取る見学一行。
イイナ食品に来てから、感情が動かされっぱなしの近藤は、自問自答を続ける。
〜お昼はママガーデンにある地元の厳選素材を使ったランチであった。
案内係の矢部さんをのぞく5名でのランチだ。主催の柳瀬さんは、みんなを盛り上げようと努めて明るくそれぞれに声をかけている。もちろん、わたしにも同じように声をかけてくれるが、わたしはそれに応じない。
「それで、命の恩人というのはどういうことなんですか?」
みなさんに説明してほしいという風に切り込まれたが、今は笑って話せる気分ではない。責任を感じたのか、わたしに気を使ったのか、田中律子がさりげなく「それはですねー」と話を持っていってくれた。〜
以下、本文につづく。
■VOL.10「会社の中の美術館」————————-こちらから、3話まとめて、有料になります。↓
つづきはnoteで有料公開中!▷こちら
※あり方研究室オンラインラボ会員の方はオンラインラボ内で読めます。