トップYoutuberヒカルさんに惹かれる理由①

こんにちは!エッセンシャル出版社の小林です。

【プロフィール】

大学卒業後、年中~小学校6年生までの子を対象とした塾、花まる学習会に入社。将来メシが食える大人になること、魅力的な人になるということを教育理念の事業で、授業や野外体験の引率などを行う。授業など子どもたちに関わる傍ら、広報部、講演会事業、ブロック責任者などあらゆる業務にも携わる。現在はエッセンシャル出版社で、本づくり、広報など、出版に関わる全てに携わる。

エッセンシャル出版社: https://www.essential-p.com/

10万人の行動変容をさせてきた伝説のメンター、大久保寛司さんという方がいらっしゃいます。各界で素晴らしいセミナーをする方、勉強になるセミナーをする方はたくさんいらっしゃると思うのですが、大久保寛司さんのセミナーに参加して感じたのは、格が違うということです。

大久保さんのお話しされることは、とてもシンプルなのですが、常に本質を突いていて、「そうだよな」と共感しつつも、実際は自分ができていないことに気づかされるようなことが多いのです。

そんな大久保寛司さんの書籍『あり方で生きる』を2019年11月に出版させていただきましたが、私自身が、本で書かれている「あり方で生きる」を実践することを大事にしようと考えてきました。

現在は、大久保寛司さんのRADIO企画「あり方研究室」を運営し、読者の方と一緒に、「あり方で生きる」を実践し続けられるための場を作っています。

話は変わって、エッセンシャル出版社では、出版業界の仕組み、出版社のミライについても日々、探求しています。その一つの探求ポイントとして、SNSの使い方があり、遅ればせながらYouTubeについても研究しています。そこで、ユーチューバーのヒカルさんの存在を知りました。

YouTubeを研究すると言っても、最初は、ためになりそうなビジネスユーチューバーなどの動画を見ているだけでした。そんな中、たまたま見ていた動画にヒカルさんが出ていて、考え方に感動し、いくつか動画を観ていくうちに、圧倒的な魅力がある人なのだということに気づきました。

本人は、自分のことを「圧倒的な才能があり、カリスマだから」と言っています。ただ、私は、才能があるから、カリスマだからということだけではなく、「彼の何がそう魅力的に感じさせるのか?」という点について分析してみました。

分析していくと、大好きな大久保寛司さんと圧倒的な魅力をもつユーチューバーのヒカルさんの主張には、重なるところが多くありました。

ヒカルさんの動画から学ばせていただいたことを、私なりに、私というフィルターを通して分析し、見えてきたポイントを、お伝えしていきたいと思います。

1、他人は変えられないという視点。

周りに期待するのではなく、自分に期待をした方がいい。

周りが変わるのを待つのではなく自分を変える。

それが現状を変えるための最も簡単な方法。

不思議なことに自分が変わると周りも勝手にかわるもの。

指を自分に

『あり方で生きる』大久保寛司著より

人を変えることはできない。

しかし、人が変わることはできる。

人が変わりたくなる、そのための環境、状況、条件をどうつくるか、ということが大切です。

相手に指を向けて、相手を変えようとするのではなく、指は自分に向ける、そこから解決に至る糸口を掴むことはできるのです。

(中略)

相手を責めて、相手が変わることはありません。

(中略)

変えようとするんじゃないんです。相手が変わるんです。

2、生い立ち、環境のせいにしない。

片親だからとか関係ない。環境は関係ない。

どんなに環境が悪くても、しっかりとやっている人、成功している人、幸せに生きている人だっている。お金持ちの家庭に生まれて、順風満帆の生活をして育っても、くそみたいな人生を送っている人もいる。

それは子ども、その人、次第。

環境も生い立ちも越えるもの1

『あり方で生きる』大久保寛司著より

子どもの時に親から二度も捨てられた経験。その人が前向きに努力して、雇ってくれた会社に対して、「日本一の会社にしたい」という思いで、周りの人間まで動かすような存在になっている。

「俺はどうしようもない環境で育ったから、だから、こういう風にふてくされるんです」

理由としては通っているかもしれません。

しかし、そのふてくされてしまうような、どうしようもない環境で育ったからこそ、とんでもなく素晴らしい人間になっている人もいます。

何を申し上げたいか。

今から、とんでもないことを言います。

あなたの育った環境が不遇でひどいものであったとしても、今の自分のだらしない生き方の正当な理由
にはならないのです。

その環境を、あなたがどう受け取るか、そしてどう生きるか、それが全てなんです。

自分のダメさ加減を環境のせいにしている人で、成長できる人はいないんです。

周りを良くすることもできないんです。

3、人は褒めて伸ばすもの。ダメなところを矯正しようとしても伸びない

その人の個性を生かすも殺すも、こっち次第。活かしつづける。

そもそも、短所を伸ばすみたいなことは信じていない。

短所をなくすことで、良さも一緒に消えることがある。

人は褒めて伸ばすもの。しかも短所をなくすために長所を伸ばすという考えでもない。短所も短所のままで個性としていい。

叱るのか誉めるのか

『あり方で生きる』大久保寛司著より

人の能力を伸ばすという観点においては、良いところを見て、それを言葉にして、伝えることが、やる気と能力を伸ばすことに繋がると思います。

そう言うと、必ず、「誉めてばかりだといい気になる人が出てきませんか? やはり、叱ることも大切ではないですか?」という意見が出てきます。

「時に叱ることも大切ではないか?」という人には、一つの特徴があります。それは、常に叱っている、常に怒り続けている人が多いということです。誉める方に力点を置くくらいで、やっと叱る数が少し減る程度なのです。

ですので、私はあまり叱らない方がいいということをお伝えしています。

【出版のミライ③】「諦める」という言葉が辞書にない人の3つの共通点

 

ヒカルさんはこれらのことを、いろいろな事象を経験する中で、何か課題を見つけたときに、それを越えるための戦略を考え、実行していきながら、気づき、得てきたのだそうです。

ヒカルさんのYouTubeには、ある意味、彼自身の生き様が見えてくるようです。全てが真実ということもないとは思いますが、そのタイミングで感じたこと、考えたことが動画として残っているので、まるで、生き実験を見せてもらっているような気になります。

圧倒的な成功者であり、職業カリスマのユーチューバーのヒカルさんは、実は、「あり方で生きている」ということもわかりました。

私が魅力を感じる人は、一見、全く別々の世界にいるように見えても、皆さん共通していて、どこか「あり方で生きている」のだということを感じました。

「業界も生き方も世代も違うのに、突き抜けている人というのは、結果的に、共通するところに辿り着くんだな」という、私自身の学びと感動をお届けいたしました。

【参考著者】

―大久保寛司( Okubo Kanji )

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「人と経営研究所」所長

日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。

特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。

著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。

大久保寛司著『あり方で生きる

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