大久保寛司さんのRADIO「あり方研究室」!
第60回のテーマは「相手の生命力を引き出す」です。
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■VOL.60「相手の生命力を引き出す」
GUESTは、中根一さん。中編です。
こちらからお聞きいただくことができます。↓
これまでの「あり方研究室」の再生リストです。
こちらから、過去のGUESTの対談は全てご覧になれます。
https://youtube.com/playlist?list=PLvUYkPOFnpyS2iLp9MnVMW4DXWfN8TjZn
大久保寛司さんは、長年、日本中のいい会社と呼ばれるありとあらゆる企業を訪問し、その本質を洞察し、その経験を活かして、多くの経営者から師と仰がれ、のべ10万人以上の人の行動を変容させてきた「伝説のメンター」と呼ばれる方です。
2020年以降、これからは「風の時代」になると言われています。
所有から共有へ、ひとりひとりの個性・オリジナルが尊重される世界へなど、「ジャッジしない」「本質的なつながり」の時代が到来するようです。
そして、令和の時代、そしてWithコロナの時代は、「あり方」の時代になっていくと思います。
これまでは、目を外に向けて、社会の中でどう上手くやっていくか、どうしたら、この社会に適合し、成功するかといった「HOW TO=やり方/LIFE STYLE」がフォーカスされ、よりよく成長しながら生きていくという視点が主流でした。
これからは、指を自分に向けて、ありのまま、あるがままの自分とつながって、日々、自分はどうありたいかという「BEING=あり方/LIFE STANCE」をセンターにして、自然に豊かに生きていくという観点にシフトしていくのではないでしょうか。
〜この研究室は、私が皆さんと共に学ばせていただく場です〜大久保寛司
「あり方」について、「教えてほしい」という姿勢ではなく、自分なりに考え、学ぼうとする方は、皆さん、この研究室の研究員です。
共に学んでいきましょう!
今回のGUESTは、鍼灸Meridian烏丸代表の中根一さんです。
中根一さんの考える「医の本質」とは何か。
「鍼灸を通して、人間・生命の本質を探究している」中根一さんと、大久保寛司さんの「治るとは何か?心と体の関係性とは?」のヒントに溢れた、お二人の対話を、是非、ご覧ください。
■中根一(なかね はじめ)さん
株式会社フィエロ 代表取締役
鍼灸Meridian烏丸 代表
明治国際医療大学 客員教授
経絡治療学会 理事
東洋医学の専門大学として最も歴史のある明治鍼灸大学(現・明治国際医療大学)を卒業後、日本鍼灸・経絡治療の大家である岡田明祐氏・岡田明三氏(鍼術丹波流宗家)に師事。 その後、鍼灸学校や学会にて後進の育成にあたりながら、京都の四条烏丸にて20年余り臨床を続けている。また、約10年に及んだ『ロート製薬株式会社 Smart Camp』プロジェクトや、京都のソーシャルビジネスを牽引する『ウエダ本社』の健康経営、女性の社会参画を心身からサポートする『ウテナ・ワークス』での健康サポート、ラグジュアリーホテルへの往診やSPAの監修などを行いながら、各々の体質にあったWell-Beingな暮らしの提案を行っている。
著書には、Google名誉会長の村上憲郎氏が推薦する『寝てもとれない疲れをとる本』(文響社)、『最強の体調管理』(KADOKAWA)などがある。
■鍼灸Meridian烏丸
http://www.ac-meridian-karasuma.com/
■「ハリトヒト」中根一さんインタビュー記事
https://haritohito.jp/urabemanga/manga_nakanehajime/
VOL.60のRADIOから、一部内容を抜粋してご紹介します。
■VOL.60
「相手の生命力を引き出す」
大久保:いわゆる、東洋医学と西洋医学って、それぞれ一長一短あると思うんです。西洋医学は対症療法で、目の前の事象に対して対処していく。
それに対して、東洋医学というのは、全体を見るという感覚なんですけど、これはやっぱりそういう感じなんですかね?
中根:おっしゃる通りですね。
僕も西洋医学の歴史はあまり詳しくは知りませんけど、ヒポクラテスの時代では、言っていることは東洋医学とほぼ同じだったはずなんですよ。ところが、結局のところ、今の西洋医学、つまり現代医学は、“戦時下医学” なので、ケガをした傷病兵を早く治して戦地に戻すっていうふうに……発達した医学なので、どうしても急性疾患は得意なんですね。救命救急や外科手術も得意なんですけど、内科領域とか精神科領域とかのような、ホワッとした「なんだこれ?」っていうところが不得意なんですね。
だから内科と精神科の両方のあいだにある、心療内科みたいなものも出てきちゃうんですけど。
大久保:結局、病名がつけられないと保険点数は請求できないので、保険制度がそうなっていますから、たぶんこれは、お医者さんのせいでもなんでもなくて、制度の問題なんだろうという気がします。
中根:医療の「医」、元々、これは「医(いや)す」って読むんです。
大久保:私たちは「医療」とか「治療」って音読みしてるんで、漢字って訓で読まないと、本来の意味はわからないですよね。
中根:おっしゃる通り、そうなんですよ!
医は、訓読みすると、「医(いや)す」なんです
治療の「治」は、「治(おさ)める」「療」は……「癒し」なんです。
大久保:「いやして治める」のが「治療」であり「医療」なんですね。
中根:「医療」って今サイエンスに振ってますけど、宗教的だったり、感情的だったり、文学的だったりっていうところが本来の姿だろうとは思うんです。
大久保:なるほどねえ。そうすると、「医」を志す人はサイエンスと同時に、アートも知ってほしいですね。
中根:東洋医学というのは「心身一如」、「心と体は一つの如し」と言います。
先ほど、「すべての病は五臓の虚から始まる」「虚すると病気になる」という話があったんですけど、他に「七情内傷」という言葉があるんです。
「七つの感情の振れが病気を作る」
怒る、喜ぶ、思い悩む、憂い、悲しむ、恐れ、驚く
この中で、特に日本の鍼灸・経絡治療は、怒る、思い悩む、憂い悲しむ、恐れ驚くがあるから喜ぶがなくなるんだと。だから、喜ぶというところを阻害しているものをケアしてアップすれば、ハッピーになれるよねという理屈の垂れ方をするんですけど、この感情の振れ幅、悲しすぎるとか恐ろしすぎるという状況を「なんとかサポートしたいよね!」ということも鍼灸の中に入ってるんです。
ですから、たとえば、患者さんによるんですけど、肩が凝ってると言うのに
「手のひらのツボでいいですよ」っと言われた時に、それで納得できる人はいいんですけど、「いや、でも肩が凝ってるんだから、肩にやってほしいんだけどな」という時には、肩も触ってあげるというのが、心にあるわだかまりを取ったり、動機づけとして必要な「医術」になるんです。
(つづく)
✳︎中根一さんとの対話は後編に続きます。
✴︎「あり方研究室」は、音声でも配信しています。
■「あり方研究室」VOL.60音声配信
大久保寛司(おおくぼかんじ)
「人と経営研究所」所長
日本IBMにてCS担当部長として、お客様重視の仕組み作りと意識改革を行う。退職後、「人と経営研究所」を設立し、20年間にわたり、人と経営のあるべき姿を探求し続けている。「経営の本質」「会社の本質」「リーダーの本質」をテーマにした講演・セミナーは、参加する人の意識を大きく変えると評判を呼び、全国からの依頼が多数寄せられ、延べ10万人以上の人々の心を動かしてきた。
特に、大企業・中小企業の幹部対象のリーダーシップ研修、全国各地で定期的に開催されている勉強会では、行動変容を起こす人が続出している。
著書に、『考えてみる』『月曜日の朝からやるきになる働き方』『人と企業の真の価値を高めるヒント』など多数。
大久保寛司『あり方で生きる』
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■書籍「あり方で生きる」には、章ごとに、大久保寛司さんの音声ナビゲーションが付いています。
「はじめに」「おわりに」の部分は、下記から無料で聴けますので、よろしければ、こちらから、お聴きいただければと思います。
✴︎
VOL.60のお話に関連する「あり方で生きる」の中の1項目です。
37「人間の幅」
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