こんにちは!エッセンシャル出版社の磯尾です。
ずば抜けて記憶力がすごい人の共通点を考える!?
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霜降り明星さんのYouTube「一番古い人生の記憶は?」
という動画をもとに、編集部の小林さんと磯尾で、「記憶力」について考えてみました。
■記憶は嘘をつく!?
子どもの頃に見た星空の記憶、小学校時代の運動会の記憶、初めてのお使いの記憶など、ずっと忘れられない記憶が、人それぞれにあるものだ。
しかし、その、いつまでも心に残っている記憶というのは、本当に確かなものなのだろうか?
個人的な経験として、私は、子どもの頃に、汲み取り式のトイレに落ちたことがある。その光景は自分でも覚えているし、親からも、よくその話を聞かされていた。
しかし、大人になってから、妹とその話をたまたましていたところ、実は、トイレに落ちたのは、私ではなく、妹だったらしいということが判明した。
親に確認したところ、確かに、妹が落ちたということで、親が私にその話を聞かせたこともなかったらしい。
だとすると、あんなにも鮮明に覚えていたはずの、私の記憶は一体何だったのだろう?
ただの私の思い込みだったのだろうか?
それとも、私の記憶が正しくて、周りが間違って記憶しているのだろうか?
最近の研究では、記憶が必ずしも真実ではないことは明らかになってきているそうだ。
一度会ったことのある人の顔は、脳は記憶で判断し、実際には見ていないという研究もある。つまり、私たちは、自分が知っていると勝手に認識しているものを、実際に観るのではなく、記憶で観ているというのだ。
そもそも、記憶というのは、曖昧で怪しげなものなのかもしれない。
そもそも、記憶というのは、自分の見解に囚われた、ある種の幻想なのもしれない。
そんなあやふやなものではあるけれど、私たちは、皆、過去の記憶によって、人生の意味を創っている。
九死に一生を得たような「死ぬほど怖かった」経験でさえも、しばらく時間が経つと、笑い話にできることもあるように。
もし、記憶は嘘をつくものならば、自分で自分の記憶を自由にデザインしていくこともアリなのかもしれない。
記憶を絶対的なものと思わず、曖昧なものだと捉えることで、過去の記憶に縛られることなく、人生を動かしていけるのかもしれない。
もしかすると、記憶力が良いとは、素晴らしい面も多々あるが、一方で、この世界を新鮮に見続ける機会を損ないやすくなっているということなのかもしれない。
書籍【記憶はウソをつく】
「記憶とは、本当に過去にあったもの」。普通は、そう信じて疑わない。
記憶は、後で入ってきた情報や、現在の心理状態の影響を受けて刻々と姿を変えてしまうことがある、というのだ。
そう、あなたの記憶は、後になって作られたものかもしれないのだ。自分の記憶が書き換え可能であるなら、記憶で思い出す過去が本当にあったものなのか、誰もが不安になるだろう。
裁判での自白や目撃証言も、人間の記憶が元になっている。記憶があてにならないとしたら、どう真実を見極めたらいいのだろうか。
本書は、そうした記憶のウソについて、最新の研究成果に基づき、さまざまな角度から検証したものである。
■「桃太郎」の話はみんな覚えている
「物語」という、人間が長い間受け継いできた文化的テクノロジーには、
世代を超えて語り継ぎ、「人の記憶にずっと残って、忘れない」というすごい力がある。
桃太郎、浦島太郎、花咲爺さん・・・子どもの頃におそらく誰もが聞いたり読んだりしたであろう昔話。ただ、大人になってからは、ちゃんと読んだ記憶もほとんどなければ、たった一度くらいしかしっかりと聴いたことしかないであろう物語。
誰もが、本当に幼い頃に聞いたであろうはずの物語なのに、日本中で多くの人が、大人になって、何十年たっても、あらすじや内容については、記憶している。
人によっては、昨日の朝ごはんさえも覚えてはいないのに。
人によっては、2日前に見たYoutubeの動画の内容さえも覚えていないのに。
人によっては、1週間前の会議で、何を話したかさえ朧げなのに。
物語という構造は、ずっと記憶に残って、忘れないようにできているのだ。
書籍【ストーリーメーカー】
あなたは物語る装置である。しかし、あなたはそれを鍛えることもなく、発動させることもない。30のQ&Aに徹底して答え、そして、思考することであなたの内なる「物語発生装置」を鍛え直し、再起動する、「読む」のではなく、書き込んで「使う」ための物語制作マニュアル。
■何を覚えていて、何を忘れているのか
ある意味、「誰もがすごい記憶力を持っている」と、個人的には思う。
そして、記憶力が無いという人は、いない。
何かをよく覚えているということは、何かに関してはよく覚えていないということ。
あることにとても記憶力がすごい∞あることに関しては記憶力が低い
人によって、鮮明によく覚えていることと、全く覚えていないことは、全然違う。
例えば、会った人の名前だけは忘れない人、顔は覚えているけど名前は覚えられない人。
会った人の服装はよく覚えている人、服装などは全く覚えていない人。
自分が食事したお店の名前をよく覚えている人、食べた場所は忘れてしまうが、その味はずっと覚えている人。
などなど、人の記憶力は、その人の特性と、「関心・興味」によっても全然変わってくる。
自分が興味を持って、観たこと・聞いたこと・体験したことはよく覚えている。
一方で、自分が興味のないことは、どんなに頻繁に立ち現れても、どんなに何度も読んでも聞いても、ほとんど覚えていない。
人間は、そういうふうにできている。
例えば、、、
虫が好きで、虫の名前を図鑑で調べて、図鑑一冊暗記してしまうような子供もいる。
世界に興味があって、世界中の国旗と国名と首都をスラスラと覚えている子供もいる。
食べ物に関心があって、自分が食べた美味しい料理はずっと記憶している子供もいる。
「好き・関心・興味」、それが記憶力の鍵である。
そして、誰もが、何らかの関心に沿って、生きている。
ならば、すごい記憶力を持ち、それを保つために大切なのは、いつまで経っても「好奇心」を忘れないということなのかもしれない。
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【こつばんママ】note記事より
〜記憶って本当に辛かったその瞬間しか記憶の引き出しが開かないものなんだな、と思っている〜
誰も否定しない
✳︎人間の記憶って、まだまだわからないことだらけ。
記憶って、人によって、本当にいろいろですね。
こちらから音声動画をご覧いただけます。↓