中学受験と聞くと、塾通い、夜遅くまで勉強、親子二人三脚、習い事は不可…など、いい経験になることもあるけれど、諦めなければいけないことも多いと感じませんか。それらのことを「諦めない」中学受験を提唱しているシグマTECHというある塾があります。
こんにちは!エッセンシャル出版社の小林です。
【プロフィール】
大学卒業後、年中~小学校6年生までの子を対象とした塾、花まる学習会に入社。将来メシが食える大人になること、魅力的な人になるということを教育理念の事業で、授業や野外体験の引率などを行う。授業など子どもたちに関わる傍ら、広報部、講演会事業、ブロック責任者などあらゆる業務にも携わる。現在はエッセンシャル出版社で、本づくり、広報など、出版業に関わる全てに携わる。エッセンシャル出版社: https://www.essential-p.com/
今日は、「お家で夕ご飯をゆっくり食べる」ということを志望校の合格とともに大切にしている塾をご紹介します。
シグマTECHの先生の主張はこのようなものです。
夕ご飯を家で食べられるように塾時間を設定することで、夜遅くに就寝することを避けることにもなります。小学生が健全な生活リズムを過ごし成長する中で、中学受験をする、それを全力で応援したいです。
カリキュラムは網羅できるの?間に合うの?学習量は足りるの?
いろいろな疑問が浮かぶと思います。
現在の中学受験は、難関校に向けたカリキュラムで多くの子が学んでおり、それについていくためにハイスピードで大量の学習が求められています。その勉強のために、ほとんどの塾が通塾時間や宿題が多いのです。しかし、実は塾側の都合で、全員に一律のカリキュラムを行っているため、同じような問題を何度も反復練習しなければいけない形なのです。一人ひとりを丁寧に観察し、個々に合わせて内容を調整することができれば、その量を大きく減らすことができます。
私たちはさらに、デジタルノートチェックで宿題ノートを授業担当の先生が毎回目を通してフィードバックをしたり、オンライン個別指導を毎週全員に行い、一人ひとりの理解度に応じたその子だけの授業を行うことなどの様々な工夫で、勉強濃度を高めています。それにより夕ご飯をお家で食べてもカリキュラムをこなせるように仕組みを作り上げました。
「夕ご飯をお家でゆっくりと食べる」ということは、この塾の責任者の先生のポリシーなのだそうです。
同じように、せめて小学生の間は、家族で夕ご飯を食べることを大事にしている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一緒に夕食を食べることのメリットは、日経トレンディにも記事として掲載されていました。
家族みんなで夕食を共にする回数が週に0~1回の子どものリスクvs週5回以上の子どものリスク
[1]アルコールの使用:38.0% vs 20.2%[2]喫煙:31.4% vs 13.0%
[3]薬物使用:29.1% vs 12.0%
[4]3回以上の性交経験:30.2% vs 11.8%
[5]うつ病/自殺リスク:35.7% vs 17.5 %
[6]反社会的な行動:33.0% vs 17.5%
[7]暴力:41.8% vs 29.7%
[8]学校での問題:30.6% vs 14.6%
[9]過食や嘔吐:16.8% vs 9.8%
[10]極端な体重減少:19.9% vs 10.9%
**「『一緒に夕食を食べる』ことの凄いメリット 医学博士 大西睦子のそれって本当?食・医療・健康のナゾ」 (日経トレンディ 2016 /4/15)より
家族で夕食をとることで、危険行動を減らすだけでなく、子どもをいじめから守ったり、感情をポジティブにしたり、体を健康にする働きもあるのだそうです。
豊かな食事が心身にいい影響を与えそうだということは、感覚的にわかるということも多いのではないでしょうか。
「塾で夜遅くまで学んで食事なし、もしくは塾でお弁当を食べる」という、中学受験をする子たちにとっては、これまで「当たり前」とされていたことを、この塾の取り組みのように、仕組みを変えてる試みをしている塾も出てきているそうです。
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